オーディオの足跡

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A-006の画像
 解説 

4DC構成を採用したステレオプリメインアンプ。

高域でのスイッチング特性に優れた新開発の集団トランジスターRETを採用しており、困難とされていた高域におけるフルパワー時の特性を大幅に向上させています。
また、低域における特性向上のために、動特性に優れた左右独立の大型トランスと15,000μFx4のコンデンサーを使った電源部を搭載しています。
さらに、パワー部からスピーカー端子までの配線には抵抗値が従来の1/4に減少する極太14番線(2.03φヨリ線)を使用するなど、徹底した低インピーダンス化を図っています。

音の入口から出口まで、全ての増幅段(MCヘッドアンプ、イコライザーアンプ、フラットアンプ、パワーアンプ)をDC化した4DC構成を採用しており、各増幅段の安定したNFB動作により、位相特性や低域特性を高めています。

A-008にはAB級動作を採用しています。音楽信号の大部分をパワートランジスタのスイッチング歪が無いA級動作で再生しており、しかも電力の利用率は一般のB級アンプに近い高能率なため、音楽信号のピーク成分に対しても余裕のある再生が可能となっています。

イコライザーアンプは、初段差動部にローノイズデュアルFETを採用し、さらにカスケード接続した3段直結で、入力コンデンサーを除去したICL回路となっています。
デュアルFETは、素子自体が高SN比であるほか、カスケード接続によってFETのドレイン-ゲート間の電圧を抑えて、ノイズの発生を防ぐなどにより、高いSN比を得ています。

MCヘッドアンプはNFBが安定にかかるDCアンプ構成を採用しており、初段にローノイズトランジスタを使用した3段直結A級SEPPで構成されています。

負荷抵抗5段階、負荷容量5段階がそれぞれ独立で選べ、合計25種類のカートリッジロードが設定できます。

Bass/Trebleともにメイン、サブと2つのコントロールポジションをもつツインコントロールを搭載しています。
また、トーン回路をパスしてフラットな特性が得られるトーンON-OFFスイッチを搭載しています。

ボリュームには連続可変デシベル表示アッテネーター型ボリュームを搭載しています。

サブソニックフィルターを搭載しています。

プリ部とパワー部の分割使用が可能です。

機種の定格
型式 ステレオプリメインアンプ
<パワーアンプ部>
実効出力(両ch駆動、8Ω) 80W+80W(5Hz~30kHz、THD 0.01%)
80W+80W(5Hz~70kHz、THD 0.05%)
高調波歪率 0.01%(実効出力時、5Hz~30kHz、8Ω)
混変調歪率(50Hz:7kHz=4:1) 0.01%(実効出力時、8Ω)
出力帯域幅(IHF、両ch駆動、8Ω) 5Hz~50kHz(THD 0.01%)
5Hz~100kHz(THD 0.05%)
周波数特性(1W出力時) 5Hz~200kHz +0 -1dB
ダンピングファクター 40(5Hz~30kHz、8Ω)
SN比 115dB(IHF、Aネットワーク、ショートサーキット)
<プリアンプ部>
入力感度/インピーダンス Phono1、2(MM):2.5mV/100Ω、10kΩ、25kΩ、50kΩ、100kΩ
Phono1、2(MC):250μV/100Ω
Tuner、Aux、Tape play1、2:150mV/50kΩ
カートリッジ負荷容量 Phono1、2(MM):100pF、200pF、300pF、400pF、500pF
Phono最大許容入力
(1kHz、THD 0.01%)
MM:300mV
MC:30mV
高調波歪率(5Hz~30kHz) 0.005%(1V出力)
0.01%(10V出力)
周波数特性 Phono:20Hz~20kHz ±0.2dB
Tuner、Aux、Tape play:5Hz~100kHz +0 -1dB
SN比(IHF、Aネットワーク、
ショートサーキット)
Phono MM:90dB
Phono MC:73dB
Tuner、Aux、Tape play:105dB
サブソニックフィルター 15Hz、6dB/oct、12dB/oct
<総合>
ACアウトレット 電源スイッチ連動:2系統
電源スイッチ非連動:2系統
電源電圧 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力 210W(電気用品取締法)
580W(最大)
外形寸法 幅420x高さ155x奥行408mm
重量 17.2kg