オーディオの足跡

PR:Pioneer/Exclusive/TADの製品をヤフオク!で検索
PR:ヤフオク!で中古オーディオを検索

A-006の画像
 解説 

MCヘッドアンプを内蔵した4DC構成のプリメインアンプ。

音の入口から出口までの全ての増幅段をDC化した4DCアンプ構成となっています。
MC、イコライザー、フラット、パワーの各アンプ全てがDCアンプなため、広帯域にわたりNFBが安定にかかり、コンデンサーに起因する低域の位相ズレやダンピングの劣化、過渡的混変調歪の発生を抑えています。

DC構成のMCヘッドアンプを内蔵しており、MCカートリッジに対応しています。
回路構成は、初段に超ローノイズトランジスタを使用した3段直結A級SEPP-DCアンプ構成となっています。

DC構成のイコライザーアンプは、ローノイズデュアルFETをカスケード接続した3段直結構成となっており、入力コンデンサーを取り去ったICL回路で高いSN比を得ています。
さらに、入力インピーダンスが上昇するカートリッジ実装時でも、十分なSN比を確保するとともに高い許容入力を得ているため、ダイナミックレンジの広いプログラムを再生することができます。

電源部は大型トランスと12,000μFx4のコンデンサーで構成されています。さらに低インピーダンス化を図った配線などにより、超低域の特性を向上しています。
さらに、高域スイッチング特性に優れた集団トランジスターEBTの採用で、超高域を伸ばしています。

パワーアンプ部には、A級動作とB級動作の特長が両立して得られるAB級動作を採用しています。
通常の家庭で鑑賞しているときのパワーでは音のクオリティを大切にしたA級で動作し、電力の利用率はB級アンプに近い高能率であるため、ピーク時においても大きなダイナミックレンジが得られています。

スロープ特性切換えつきのサブソニックフィルターを搭載しています。
また、ミューティングスイッチやトーン回路をバイパスできるトーンON-OFFスイッチを搭載しています。

ボリュームにはデシベル表示の32ステップアッテネーターを採用しています。

テープ1→2、2→1へ自由にテープの複写ができるデュプリケートスイッチを搭載しています。

プリ部、パワー部の分割使用が可能です。。

機種の定格
型式 ステレオプリメインアンプ
<パワーアンプ部>
実効出力(両ch駆動、8Ω) 70W+70W(5Hz~30kHz、THD 0.01%)
70W+70W(5Hz~70kHz、THD 0.05%)
高調波歪率 0.01%(実効出力時、5Hz~30kHz、8Ω)
混変調歪率(50Hz:7kHz=4:1) 0.01%(実効出力時、8Ω)
出力帯域幅(IHF、両ch駆動、8Ω) 5Hz~50kHz(THD 0.01%)
5Hz~100kHz(THD 0.05%)
周波数特性(1W出力時) 5Hz~200kHz +0 -1dB
ダンピングファクター 40(5Hz~30kHz、8Ω)
SN比 115dB(IHF、Aネットワーク、ショートサーキット)
<プリアンプ部>
入力感度/インピーダンス Phono1、2(MM):2.5mV/100Ω、10kΩ、25kΩ、50kΩ、100kΩ
Phono1、2(MC):250μV/100Ω
Tuner、Aux、Tape play1、2:150mV/50kΩ
カートリッジ負荷容量 Phono1、2(MM):100pF、200pF、300pF、400pF、500pF
Phono最大許容入力
(1kHz、THD 0.01%)
MM:300mV
MC:30mV
高調波歪率(5Hz~30kHz) 0.005%(1V出力)
0.01%(10V出力)
周波数特性 Phono:20Hz~20kHz ±0.2dB
Tuner、Aux、Tape play:5Hz~100kHz +0 -1dB
SN比(IHF、Aネットワーク、
ショートサーキット)
Phono MM:90dB
Phono MC:73dB
Tuner、Aux、Tape play:105dB
サブソニックフィルター 15Hz、6dB/oct、12dB/oct
<総合>
ACアウトレット 電源スイッチ連動:2系統
電源スイッチ非連動:2系統
電源電圧 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力 190W(電気用品取締法)
500W(最大)
外形寸法 幅420x高さ155x奥行378mm
重量 14.6kg