オーディオの足跡

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Integra T-466NIIの画像
 解説 

基本性能を徹底重視して設計されたFM/AMチューナー。

フロントエンド部には低雑音FETと周波数直線型4連バリコンを採用しており、1.9μV(IHF)の妨害排除特性を実現しています。
また、周波数安定度を高めるAFC回路にNarrowタイプを採用しており、温度・湿度ドリフトの影響を抑えた局発バリコン、検波器の採用と相まって同調ズレを防止しています。

IF部にリニアフェーズ型セラミックフィルタと差動型ICを採用して充分なリミッター効果を得ています。

MPX部には温度・湿度による特性劣化の少ないPLL回路を採用しており、内部セパレーションを向上させたローパスフィルタと相まってセパレーションを向上させています。

同調メカはT-455NIIと同じものが採用されています。

アンテナポジションを決定するのに便利なマルチパス出力端子を搭載しています。

FM4ch放送に対応できる4ch検波出力端子を搭載しています。

出力端子はレベル可変・レベル固定とDIN端子の3系統を搭載しています。

AM部のIF段にトリプルチューンフィルタを使用して選択度を高めています。

機種の定格
型式 FM/AMチューナー
<FMチューナー部>
受信周波数 76MHz~90MHz
感度 1.9μV(IHF)
3.3μV(S/N50dB)
イメージ比 100dB(83MHz)
IF妨害比 100dB(83MHz)
SN比(IHF) 73dB
スプリアス妨害比 100dB
2信号選択度(±400kHz離調) 65dB
AM抑圧比 53dB
キャプチャーレシオ 1.5dB
歪率(400Hz) mono:0.2%
stereo:0.4%
周波数特性 20Hz~15000Hz +0 -3dB
アンテナインピーダンス 75Ω、300Ω
ステレオセパレーション 1kHz:40dB
100Hz~10kHz:35dB
キャリアリーク -65dB
出力電圧(400Hz、100%変調) 可変:0V~1.5V
固定:660mV
出力インピーダンス(可変出力最大時) 5kΩ
<AMチューナー部>
受信周波数 535kHz~1605kHz
感度 200μV/m(バーアンテナ)
イメージ妨害比 50dB(1MHz)
IF妨害比 33dB(1MHz)
SN比 60dB
歪率 0.5%(400Hz)
出力電圧(400Hz、30%変調) 可変:0mV~450mV
固定:200mV
<総合>
使用半導体 IC:2個
トランジスタ:27個(FET:2個)
ダイオード:17個
電源 AC100V、50Hz/60Hz
AC出力 Unswitched:1系統(200VA)
消費電力(電気用品取締法規格) 17W
外形寸法 幅467x高さ161x奥行383mm
重量 8.4kg