オーディオの足跡

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Integra T-411の画像
 解説 

クリスタル・ロック方式をはじめとする様々な技術を投入したFMチューナー。

水晶発振子を用いてIF周波数を常に10.7MHzに固定するX'tal Locked方式を採用しています。
これによって面倒なチューニング・メータは不要になり、歪最小点に容易に同調することができます。また、ロック精度が高いため歪最商店を長時間保持することができます。

新開発の1ブロック6極のリニアフェイズ型IFフィルタを3ブロックで計18極使用しており、高選択度を実現しています。

dB目盛付入力信号強度メータを採用しており、20dB~80dBの強度を直読することができます。

フロントエンドには新型精密5連バリコンとデュアルゲートMOS FETを採用しており、高感度と妨害信号排除能力を得ています。
ダイヤル目盛は200kHz等間隔目盛で全走行距離250mmの大型スケールを採用しています。

ミューティングはLocalとDistantの2段切換式となっています。さらにリードリレーを仕様してます。

MPX回路には2重平衡型復調器を採用しており、高域まで良好なセパレーション特性を実現しています。

2電源方式の3段直結出力回路を採用しています。

機種の定格
型式 FMチューナー
受信周波数 76MHz~90MHz
感度 1.6μV(IHF)
3μV(S/N50dB)
イメージ比 110dB(83MHz)
IF妨害比 110dB(83MHz)
SN比(FM、IHF) 75dB
2信号選択度 85dB
AM抑圧比 56dB
キャプチャーレシオ 1.5dB
歪率 mono:0.1%(1kHz)
stereo:0.2%(1kHz)
ステレオセパレーション 46dB(1kHz)
40dB(100Hz~10kHz)
周波数特性 20Hz~15kHz、+0 -1dB
外形寸法 幅490x高さ138x奥行373mm
重量 11kg