ONKYO Integra T-411
¥200,000(1974年頃)
解説
クリスタル・ロック方式をはじめとする様々な技術を投入したFMチューナー。
水晶発振子を用いてIF周波数を常に10.7MHzに固定するX'tal Locked方式を採用しています。
これによって面倒なチューニング・メータは不要になり、歪最小点に容易に同調することができます。また、ロック精度が高いため歪最商店を長時間保持することができます。
新開発の1ブロック6極のリニアフェイズ型IFフィルタを3ブロックで計18極使用しており、高選択度を実現しています。
dB目盛付入力信号強度メータを採用しており、20dB~80dBの強度を直読することができます。
フロントエンドには新型精密5連バリコンとデュアルゲートMOS FETを採用しており、高感度と妨害信号排除能力を得ています。
ダイヤル目盛は200kHz等間隔目盛で全走行距離250mmの大型スケールを採用しています。
ミューティングはLocalとDistantの2段切換式となっています。さらにリードリレーを仕様してます。
MPX回路には2重平衡型復調器を採用しており、高域まで良好なセパレーション特性を実現しています。
2電源方式の3段直結出力回路を採用しています。
機種の定格
型式 | FMチューナー |
受信周波数 | 76MHz~90MHz |
感度 | 1.6μV(IHF) 3μV(S/N50dB) |
イメージ比 | 110dB(83MHz) |
IF妨害比 | 110dB(83MHz) |
SN比(FM、IHF) | 75dB |
2信号選択度 | 85dB |
AM抑圧比 | 56dB |
キャプチャーレシオ | 1.5dB |
歪率 | mono:0.1%(1kHz) stereo:0.2%(1kHz) |
ステレオセパレーション | 46dB(1kHz) 40dB(100Hz~10kHz) |
周波数特性 | 20Hz~15kHz、+0 -1dB |
外形寸法 | 幅490x高さ138x奥行373mm |
重量 | 11kg |