ONKYO Integra 433
¥43,800(1970年頃?)
解説
高周波特性だけでなく、オーディオ特性についても重視して設計されたFM/AMチューナー。
IF段に6素子メカニカルフィルタを採用して300kHzのリニアで広い帯域幅を設定すると共に、検波段にはレシオ検波方式を採用し、ピーク幅を900kHzという独自の値にとって優れたリニアリティのS字型特性を実現しており、微小入力から大入力まで十分な低歪率を保持しています。
チューニングインジケーターには、歪の最も少ない点で指針が急峻にディップするディストーショナルメーターを採用しており、1メーターで正確な同調が得られます。
指針は同調点で左に振れます。
新機構として横走行のFM/AM専用ダイヤル自動切換を採用しています。
DIN端子やFMミューティング、ノイズフィルターを搭載しています。
固定と可変の2系統の出力端子を搭載しています。
機種の定格
型式 | FM/AMチューナー |
受信周波数 | FM:76MHz~90MHz AM:530kHz~1605kHz |
感度(IHF) | FM:1.7μV AM:15μV |
イメージ比 | FM:90dB(83MHz) AM:70dB(1MHz) |
IF妨害比 | FM:100dB(83MHz) AM:70dB(1MHz) |
SN比(FM-IHF) | 70dB |
2信号選択度 | FM:75dB以上 |
AM抑圧比 | FM:55dB以上 |
キャプチャーレシオ | 1.2dB以下 |
歪率 | FM-stereo:0.5%以下 |
FM-STセパレーション | 40dB以上(400Hz) 35dB以上(100~10kHz) |
周波数特性 | FM:20Hz~15kHz ±0.5dB |
外形寸法 | 幅312x高さ136x奥行345mm |
重量 | 8kg |