オーディオの足跡

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SL-D1000の画像
 解説 

新開発のA-OMFモノコックコーンやデジタルアンプVL Digitalなどの、現在オンキョーが持ちうる最高の技術を結集して開発されたフラッグシップサブウーファー。

ユニットには新開発の30cmA-OMFモノコック・ウーファーを搭載しています。
A-OMFモノコックでは、PEN繊維、コットン、アラミド繊維による多層構造を採用し、さらにPEN繊維は綾織り構造にすることで、繊維間の樹脂を無くす事に成功し、これによって振動板の剛性と内部ロスを向上させています。
さらに、センターキャップと振動板を一体成型し、変曲点のない椀形状の一体構造とすることで剛性をさらに高め、分割振動の要因を徹底排除しています。
この振動板を忠実に駆動するため、直径100mmの大型ボイスコイルや、耐熱性と伝達特性を向上させたアルマイト処理のアルミボイスコイルボビンを使用しています。さらに、磁束密度の高いネオジウムマグネットを搭載しており、直径24mmx6mmのマグネットを16個配した構成となっています。
また、ダンパーをダブル搭載にすることにより、大振幅時においても振動板をしっかりと支えられるように設計されています。
重量級の構成をしっかりと支えるため、フレームにはアルミダイキャストフレームを採用しており、屈折面を持たせない事でフレーム自体からの不要な共振を抑えています。また磁気回路までフレーム内に収めてしっかりとホールドすることで、ユニット全体の余計なブレを抑えています。

パワーアンプには、A/D変調には可聴帯域外のノイズが少ないPWM(パルス幅変調)方式を採用し、独自にピュアオーディオ用として開発したVL Digitalデジタルアンプを採用しています。
VL Digitalはベクトル発生器と積分器、反転トリガー発生器で構成された2組の回路を備えた積分型変調回路であるため、変換エラーの元凶であるスパイクノイズが外部から混入しても、スパイクノイズそのものは上下が対称な波形をしているので、上下波形のエネルギーが互いに相殺され、エラーの無いA/D変換を可能にしています。
このアンプにより、スピーカードライブ能力の目安となる瞬時電流供給能力(HICC)は100Aを実現しています。

バスレフダクトには、キャビネット内部の定在波を放射しやすく、ダクト自体からも強い定在波を発生させやすい円形ダクトに代わり、独自技術のスリット型ダクトであるアドバンスド AERO ACOUSTIC DRIVEを採用しています。
細い矩形断面の採用により、不要な高次の雑音成分を減衰できるだけでなく空気の粘性抵抗にも有利なため、スピード感のある低音再生を可能しています。
さらに、キャビネットとダクト部を分離した構造にすることで、互いの振動の影響を抑制し、微小レベルの再現性を改善しています。

オートスタンバイ機能や外部機器との電源連動が可能な12Vトリガー、位相切換スイッチ、4段階切換可能なハイカットフィルター、切換式フィルターなどの機能を搭載しています。

機種の定格
方式 アンプ内蔵・1ウェイ・1スピーカー・バスレフ方式・
フロア型・防磁設計(JEITA)
使用ユニット 超低域用:30cmコーン型
定格周波数特性 Filter時:20Hz~120Hz
Direct時:20Hz~2kHz
入出力端子 ターミナル:バナナプラグ対応ネジ式
RCAピン入出力
ハイカットフィルター 50Hz、80Hz、100Hz、120Hz
フィルターモード Subsonic、Direct、High cut、High cut&Subsonic
位相切換え Normal/Reverse
12Vトリガー端子 入力:1系統
出力:1系統
キャビネット内容積 44.6L
消費電力 110W(電気用品安全法)
外形寸法 幅375x高さ541x奥行468mm
重量 31.5kg