オーディオの足跡

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Integra A-917RV2の画像
 解説 

Integra A-917Rをベースに、コンスタント・カレント・バイアス・テクノロジーをさらに進化させ、音楽の表現力の向上を図ったプリメインアンプ。

コンスタント・カレント・バイアス・アンプを搭載しており、電圧増幅段の差動増幅器の精度を向上させるため、動作の基準となるバイアス回路に超高精度な定電流回路を採用し、電源電圧変動抑圧比(SVRR)を一段と高めています。この定電流回路は高精度な帰還型定電流回路の動作基準をさらに別の定電流回路で安定させるといった回路構成からなり、さらに初段カスコードや、2段目カスコードのバイアス回路、2段目定電流負荷にもこの定電流回路を採用することで、非常に安定度の高い電圧増幅を実現しています。
さらに、電圧増幅部の電源には、低インピーダンスのフィルター回路を左右独立で搭載しており、大出力時の負荷電流による電源電圧変動や左右の電源変動による干渉を大幅に低減しています。

電源部には、3年もの間、試作・試聴を繰返して開発されたブルーコンデンサーが採用されています。
また、ブリッジダイオードにも従来比2.5倍の大容量タイプを採用し、トランスからケミコンへの給電ロスを大幅に低減しています。
またトランスには、従来のEIコアのトランスに比べ数10分の1までリーケージフラックスを低減したLASERトランスを搭載しています。

ボリュームには、アルミダイカストフレームによる頑強な構造やクリック機構によって抵抗体や摺動子の振動を防止し、ノイズの発生を低減した新開発のボリュームが採用されています。

QUESTシリーズで開発されたフラット・ダンピング・テクノロジーを導入しており、可聴帯域内でフラットな出力インピーダンスを実現しています。
これにより高域でのダンピングファクターの劣化がなくなり、スピーカーの型式や特性に依存しないドライブを実現しています。

ドライバートランジスタに、大電流領域まで非常にリニアリティの優れた素子を採用しており、ドライブ能力を向上させています。
さらに、ファイナルステージには独自のリニアスイッチング回路を搭載しており、AB級アンプのゼロクロス歪の発生を抑えています。

電源部、メインアンプ部、ボリューム&トーンコントロール部を分割した独立3BOXシャーシ構造を採用しています
また、メインアンプ部のヒートシンクは、ツインモノ思想に基いて左右独立型を採用しています。

極性表示付極太ACコードを採用しています。

本体のカラーバリエーションはゴールドモデルの他にブラックモデルもありました。
また、別売りオプションとしてサイドウッドパネルもありました。

機種の定格
型式 ステレオプリメインアンプ
定格出力(20Hz~20kHz) 135W+135W(4Ω)
105W+105W(8Ω)
ダイナミックパワー(1kHz) 290W+290W(2Ω)
205W+205W(4Ω)
160W+160W(6Ω)
全高調波歪率(20Hz~20kHz) 0.03%(10W出力時、8Ω)
混変調歪率(70Hz:7kHz=4:1) 0.04%(定格出力時、8Ω)
ダンピングファクター 150(20Hz~20kHz、8Ω)
周波数特性 2Hz~100kHz +0.3dB
SN比(IHF-Aフィルター入力ショート) CD:105dB
入力感度/インピーダンス CD、Tuner、DAT、Tape他:150mV/25kΩ
電源 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力(電気用品取締法規格) 250W
外形寸法 幅455x高さ172x奥行434mm
重量 17.0kg
別売 サイドウッドパネル CW-A917(¥12,000)