オーディオの足跡

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Integra A-2001の画像
 解説 

高純度な増幅回路とシンプルな伝送回路を結合し、さらにD/Aコンバーターを内蔵したプリメインアンプ。

パワーアンプ部には新開発の光駆動方式を採用しています。
この方式では、初段差動増幅回路の基準電流を、光を照射すると一定の電圧を発生する光起電力素子から得ており、従来の方式よりも高い精度の基準電流を得ることで高精度なV→I変換を行っています。

パワーブロックのファイナル段にはコレクタ損失150Wの大出力トランジスタ4個で構成したパラレルプッシュプル方式を採用しており、余裕のある出力を実現しています。

電源部では、アナログ回路とデジタル回路の間で干渉が起こるのを防ぐため、デジタル回路用には専用の電源トランスを使用し、アナログ回路用には2次側5系統別巻線の超大型電源トランスを搭載しています。
また、整流平滑回路には一般的なものに比べ抵抗値が3分の1というローインピーダンス・ツインロールケミコン8本(96,000μF)と、リカバリータイムの速い高速整流ダイオードを採用しており、安定した電流供給を行っています。

振動による悪影響を防ぐため、高比重・高質量で振動解消能力に優れたハイカーボンスティール・リジッドシャーシを採用しており、この土台の上に電源トランスや増幅回路の基板など全ての部品を搭載しています。
このシャーシは6点設置構造をとっており、Integra A-2001の重量をバランスよく分配することで安定したセッティングを保証しています。

各回路の相互干渉による歪を防ぐため4ブロック完全セパレート・コンストラクションを採用しています。
まず電源ブロックをボックスの端部に配置し、シールド板によって完全に分離し、さらに光駆動D/Aコンバーターとデジタル処理回路をそれぞれ電磁シールドされた銅メッキケースに封入して電源部と逆のサイドにセパレートしています。

デジタル回路には新開発のリアル18ビット・光駆動ツインD/Aコンバーターを搭載しています。

機種の定格
型式 デジタルベーシックアンプ
<アンプ部>
定格出力(20Hz~20kHz、
CD→sp out、両ch駆動)
170W+170W(6Ω)
150W+150W(8Ω)
ダイナミックパワー 490W+490W(2Ω)
350W+350W(4Ω)
220W+220W(6Ω)
全高調波歪率(20Hz~20kHz) CD→sp out:0.004%(定格出力時、8Ω)
phono MM→rec out:0.003%(3V出力時)
phono MC→rec out:0.015%(3V出力時)
混変調歪率(20Hz~20kHz) CD→sp out:0.004%(定格出力時)
パワーバンドウィズス 5Hz~100kHz(IHF-3dB、THD 0.2%、8Ω)
ダンピングファクター(1kHz、8Ω) 100
周波数特性 phono→rec out(RIAA偏差):20Hz~20kHz ±0.2dB
CD→sp out:2Hz~100kHz +0 -3dB
入力感度/インピーダンス phono MM:2.5mV/47kΩ
phono MC:160μV/220Ω
CD他:150mV/47kΩ
Phono最大許容入力
(1kHz/10kHz、0.005%)
MM:210mV/1000mV
MC:15mV/75mV
定格出力電圧/インピーダンス tape rec、他:150mV/560Ω
pre out:1V/600Ω
映像入出力 VCR、他:1Vp-p/75Ω
SN比(IHF-Aフィルター入力ショート) phono MM:95dB(5mV入力)
phono MC:77dB(0.5mV入力)
CD、他:107dB
トーンコントロール最大変化量
(Volume -16dB)
bass:±10dB
treble:±8dB
contrabass:+10dB
ミューティング(Volume センター以下) -20dB
<DAC部>
デジタル入出力 Electrical:1Vp-p/75Ω
Optical:TOSLINK規準
サンプリング周波数 32kHz、44.1kHz、48kHz
全高調波歪率(1kHz、0dB時) 0.002%
ダイナミックレンジ 100dB
<総合>
電源電圧 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力(電気用品取締法) 270W
ACアウトレット switched:2系統、合計200W
unswitched:2系統、合計200W
外形寸法 幅477x高さ183x奥行453mm
重量 32.0kg