ONKYO A-912
¥39,800(1995年頃)
解説
多様で個性的なスピーカーもドライブできるよう、電源部の強化やパワーアンプ部のローインピーダンス化、ワイドレンジ化を図ったプリメインアンプ。
パワーアンプ部にはディスクリート方式を採用しています。
IC化せずに、ディスクリート方式とした事で、電流の余裕度、パーツや回路の自由度、放熱などのメリットを生かしています。
トーンコントロール回路をバイパスして、直接パワーアンプに入力するソースダイレクトスイッチを装備しています。
トーンコントロールなどを使用しないダイレクトポジションと、コントロール機能を生かすトーンポジションを好みによって使い分けられます。
テープ端子は2系統搭載しており、そのうち1系統は3ヘッドデッキの同時モニターも可能となっています。
スピーカー端子はAとBの2系統を搭載しており、A/B単独もしくは同時に演奏が可能です。
端子はネジ式でバナナプラグにも対応しています。
小音量時の迫力を増強するラウドネススイッチを搭載しています。
RIシステムリモコンを付属しており、アンプ以外にもRIマークのあるCDプレイヤーやカセットデッキ、チューナーをコントロールすることができます。
電源コードは極性表示付です。
機種の定格
型式 | プリメインアンプ |
定格出力 (CD→SP out、両ch駆動) |
50W+50W(4Ω) 45W+45W(6Ω) 40W+40W(8Ω) |
ダイナミックパワー | 80W+80W(4Ω) 70W+70W(6Ω) 60W+60W(8Ω) |
全高調波歪率 | CD→SP out、6Ω、定格出力時:0.02% CD→SP out、6Ω、両ch駆動:0.08% Phono→Rec out、3V出力時:0.02% |
混変調歪率 | CD→SP out、6Ω、両ch駆動:0.08% |
パワーバンドウィズス | 5Hz~60kHz(IHF -3dB、THD 0.2%、6Ω) |
ダンピングファクター(1kHz) | 60(6Ω) 80(8Ω) |
周波数特性 | 20Hz~80kHz、+0 -3dB(CD→SP out) |
RIAA偏差(Phono→REC out) | 20Hz~20kHz ±0.5dB |
入力感度/インピーダンス | Phono:2.5mV/50kΩ CD、Line、Tuner、Tape1、2:150mV/50kΩ |
Phono最大許容入力 | 130mV(1kHz、THD 0.08%) |
REC出力/インピーダンス | 150mV/3kΩ(Phono→REC out) |
S/N比(IHF-A 入力ショート) | 100dB(CD→SP out) |
トーンコントロール | Bass:±8dB、100Hz Treble:±8dB、10kHz |
ラウドネス | 100Hz:+8dB 10kHz:+3dB |
電源 | 100V、50/60Hz |
消費電力(電気用品取締法) | 120W |
外形寸法 | 幅455x高さ120x奥行332mm |
重量 | 7.1kg |