ONKYO A-812EX
¥43,000(1987年6月発売)
解説
大型電源回路やHigh fTパワートランジスタを使用したディスクリート構成の出力段により、低インピーダンスドライブ能力を獲得したプリメインアンプ。
CDダイレクトスイッチを搭載しており、インプットセレクターをはじめとするスイッチ類とトーンコントロールなどの回路部分をバイパスし、CDプレイヤーからの信号をそのままパワーアンプ部へ送り込んで増幅できます。
デジタル信号のアナログ部への不要干渉を防止するため、CD入力にS.I.T.(シグナルインフェイズ・トランス)を搭載しており、音楽信号に影響を与えずに高周波帯域のデジタルノイズを排除しています。
また、CD端子は特に抵抗値の低い金メッキタイプを採用しています。
デジタルソースの魅力を生かしより臨場感を高めるため、Twin Turboトーンコントロールを搭載しています。
Twin Turboスイッチを押せば、Bass帯域よりさらに低い50Hzを中心とした超低域の増強が可能で、中音域をマスキングすることなく低音楽器の迫力を際立たせると同時に、高域も補ってバランスのとれたトーンコントロールを行います。
Phono入力はMC/MM切換えスイッチを搭載しており、MCカートリッジにも対応しています。
クロスオーバー歪を低減させるリニア・スイッチング方式を採用しています。
また、ACラインからのノイズを除去するため、デルタターボ電源を搭載しています。
機種の定格
型式 | プリメインアンプ |
実用最大出力 | 105W+105W(6Ω、EIAJ) |
定格出力(CD→SP Out、両ch駆動) | 72W+72W(6Ω) 60W+60W(8Ω) |
ダイナミックパワー | 135W+135W(2Ω) 78W+78W(8Ω) |
全高調波歪率 | 0.08%以下(1kHz、定格出力 -3dB出力時) |
S/N比(IHF-A、ショート) | Phono MM:83dB Phono MC:65dB CD、Tuner、AUX/Video、Tape、DAT:90dB |
Phono最大許容入力 | MM:150mV(1kHz、0.5%) |
トーンコントロール | Bass:±10dB(100Hz) Treble:±10dB(10kHz) Twin Turbo:±15dB(50Hz)、±6dB(10kHz) |
ミューティング | -20dB |
スピーカー切替 | A、B、A+B |
入力感度/インピーダンス | Phono MM:2.5mV/50kΩ Phono MC:0.35mV/330Ω CD、Tuner、AUX、Tape、DAT:150mV/50kΩ |
電源電圧 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力(電気用品取締法) | 115W |
外形寸法 | 幅435x高さ120x奥行272mm |
重量 | 6.7kg |