NIKKO FAM-12/FAM-12B
価格不明(1960年代頃?)
解説
オールトランジスタ構成のFM/AMチューナー。
FAM-12BはAMチューナー部を省略した構成となっています。
FMチューナー部には3連バリコンや、高感度・低雑音のメサ型トランジスタを採用しています。
また、AFC回路にはトランジスタを使用しており、ドリフトを抑え安定した受信を可能にしています。
自動切換付きのマルチプレックス回路を採用しており、ステレオ放送を受信すると、インジケーターランプが点灯し自動的にステレオに切り換わります。
また、マルチプレックス回路にはスイッチング方式を採用しており、優れた特性を獲得しています。
AMチューナー部には回転式の大型フェライトバーアンテナと3連バリコンを採用しています。
電源部には安定化を図るため定電圧回路を採用しています。
機種の定格
型式 | FM/AMチューナー | ||||
<FMチューナー部> | |||||
受信帯域 | 76MHz~90MHz 88MHz~108MHz |
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感度 | 2.5μV(20dB S/N) 3.5μV(30dB S/N) |
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イメージ比 | 35dB以上 | ||||
歪率 | 1%以下(100%変調時) | ||||
ステレオチャンネルセパレーション | 40dB(1kHz) | ||||
低周波出力 | 0.5V(30%変調時) 0.7V(30%変調時、旧デザインFAM-12) |
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<AMチューナー部> | |||||
受信帯域 | 530kHz~1,605kHz | ||||
感度 | 10μV(20dB S/N 外部アンテナ端子) 20μV(20dB S/N 外部アンテナ端子、旧デザインFAM-12) |
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イメージ比 | 50dB以上 | ||||
歪率 | 1.5%以下(30%変調時) | ||||
低周波出力 | 0.5V(30%変調時) 0.6V(30%変調時、旧デザインFAM-12) |
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<総合> | |||||
使用半導体 |
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電源 | AC90V~110V、50Hz/60Hz | ||||
外形寸法 | FAM-12:幅300x高さ90x奥行250mm FAM-12B:幅300x高さ90x奥行230mm |
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重量 | FAM-12:3.5kg FAM-12B:3.2kg |