NIKKO STA-701B
¥68,500(1970年代前半頃?)
解説
STAシリーズの大出力FM/AMレシーバー。
イコライザアンプ部にはNIKKOのオーディオリニアICを採用しており、諸特性の向上を図っています。
電源電圧を高くし、ダイナミックレンジの拡大を図っています。
新開発の低歪率大出力トランジスタによって50Wのミュージックパワーを実現しています。
音質を左右する出力回路には低歪率超直線ダブル・ディフューズド型トランジスタを採用しています。
NIKKOの新開発DCバランス回路を採用しています。
FMチューナーのフロントエンド部にはデュアルゲートFETを採用しており、性能向上を図っています。
また、IF段にはモノリシックICを使用することで、高感度・高選択度・広帯域増幅を可能にしています。
自動切換式のFMマルチプレックス回路を採用しており、ステレオ信号を受信すると自動的にステレオに切換るとともにステレオシグナルインジケーターが点灯します。
ミューティング回路を搭載しており、選局中のバックグラウンドノイズを低減できます。
AMチューナー部にもFETを採用することで特性向上を図っています。
保護回路にはNIKKOが開発したNW型サーキットブレーカーを採用しています。
機種の定格
型式 | ステレオレシーバー |
<FMチューナー部> | |
受信周波数 | 76MHz~90MHz |
感度(IHF) | 1.8μV |
イメージ比(83MHz) | 60dB |
S/N(83MHz) | 55dB |
キャプチャーレシオ | 3dB |
FMマルチセパレーション | 40dB |
<AMチューナー部> | |
受信周波数 | 535kHz~1,605kHz |
<アンプ部> | |
ミュージックパワー | 70W(35W+35W、8Ω) |
実効出力(片ch動作時) | 25W/25W(8Ω) 16W/16W(16Ω) |
周波数特性(IHF) | 15Hz~50kHz ±1dB |
パワーレスポンス | 20Hz~20kHz -1dB |
歪率 | 0.8%以下(実効出力時) 0.2%以下(1W出力時) |
IM歪率 | 1.0%以下 |
入力感度/インピーダンス | Phono MAG:2.8mV/50kΩ Tape head:1.8mV/200kΩ Aux1:200mV/250kΩ Aux2:500mV/1MΩ |
S/N | Phono MAG:60dB Tape head:55dB Aux:65dB |
トーンコントロール | Bass:±15dB(50Hz) Treble:±15dB(10kHz) |
負荷インピーダンス | 4Ω~16Ω |
<総合> | |
使用半導体 | FET:2個 IC:3個 トランジスタ:32個 ツェナーダイオード:1個 ダイオード:24個 |
電源 | AC100V/117V、50Hz/60Hz |
外形寸法 | 幅390x高さ127x奥行340mm |
重量 | 8.0kg |