NIKKA CS-1000
価格不明(1台、1960年代中期頃?)
解説
ブックシェルフタイプのコンパクトなスピーカーシステム。
低域には12cmコーン型ウーファーを採用しています。
このウーファーは、小型キャビネットに取付けた場合に優れた低音特性を示す様に設計されており、エッジにはプラスチックを成型したULエッジを使用し、コーン紙は特別な原料を製法によって製造しています。
また、磁気回路には大型マグネットと損失の少ない密閉ヨークを用いており、能率が高く低域のダンピングが非常に良く歯切れの良い低音再生を得ています。
高域には口径8cmのホーン型トゥイーターを採用しています。
ネットワークには12dB/octの特別に設計した専用ネットワークを使用しています。
また、配線はプリント基板により個々のばらつきを抑えています。
エンクロージャーには完全密閉型を採用しています。
空気漏れを完全に抑えるため、バッフル板、裏板の継ぎ目から空気が漏れないようにパッキングを用いて完全に密閉しています。
また、内部には吸音材を適量つめて、ダンピングの良い低音を再生するようにしています。
機種の定格
方式 | 2ウェイ・2スピーカー・密閉方式・ブックシェルフ型 |
使用ユニット | 低域用:12cmコーン型 高域用:8cmホーン型 |
インピーダンス | 8Ω |
周波数特性 | 40Hz~20000Hz |
許容入力 | 12W |
ミュージックパワー | 24W |
外形寸法 | 幅175x高さ297x奥行210mm |
重量 | 3.9kg |