オーディオの足跡

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Receiver2の画像
 解説 

独自のハーモニックタイムアライメントアンプを搭載したレシーバー。

アンプ部の設計にはナカミチ独自のハーモニック・タイム・アライメント理論が採用されています。
ハーモニック・タイム・アライメント理論は、ナカミチ・アメリカリサーチセンターの研究スタッフであったスティーブ・カリソンが提唱した理論です。この理論では「音楽信号とその高調波歪が時間的にそろった状態にあると音が良い」としており、歪の多いアンプが歪の少ないアンプより音が良いケースがあるという現象はこれが関係しているとしています。
Receiver1に採用されたアンプ回路はこの理論によって開発されたもので、広帯域・低ゲインのオープンループ設計によってオーディオ帯域内のNFB量を一定にキープし、さらにNFB量そのものもわずかに抑えるなどの基音と歪成分を時間的に正しく調整する手法が施されています。
また、電流供給能力に優れたパワーアンプ部を搭載することで低インピーダンススピーカーへの対応を図っています。

電源部には、セクション間の相互干渉を防止するため、アンプの各段、チューナー部、ディスプレイ回路、ロジック回路に独立したレギュレーションを行うマルチレギュレーテッド・パワーサプライ方式を採用しています。
また、アース回路にも独自のアイソレートグランド方式を採用することで、アースラインをめぐる干渉ノイズをシャットアウトしています。

トーンコントロール回路には、中域の特性を変えることなく周波数帯域両端の調整が行える回路を採用しています。
この回路はディフィートが可能です。

チューナー部にはクォーツロック・シンセサイザー方式を採用しています。
この回路では精密セラミック発振子によるマルチプレックス段を採用しており、高い選択度を確保しています。また、ローノイズデュアルゲートMOS FETによるRFアンプを採用しており、高感度でオーバーロードに強い優れた受信性能を実現しています。
さらに、チューナー出力段にアイソレーションバッファを設けることで高周波ノイズによるオーディオ信号への悪影響を防止しています。

FM/AM10局プリセットメモリーを搭載しています。

ボリュームにはモータードライブ式のボリュームを採用しており、電子式ボリュームで発生する音質劣化を防ぎつつリモコンによる音量調整を可能にしています。

バリアブルラウドネスコントロールを搭載しています。

プリアウト/メインイン端子を搭載しています。

ハイスピード保護回路を搭載しています。

再生/録音独立の出力セレクターを搭載しています。

レシーバーの操作だけでなく、接続したナカミチコンポーネントの操作も可能なシステムリモコンが付属しています。

別売のリモートセンサーRS-7を用いることで、システムを置いた部屋とは別の部屋からのリモートコントロールが可能です。
このRS-7は3台まで接続できます。また、付属のワイヤレスリモコンと同じリモコンも別売で販売されており、別室用に増設することができます。
さらに、スピーカーA/Bリモート選択機能を搭載しており、2組のスピーカーを選んで鳴らすことができます。

機種の定格
型式 ステレオレシーバー
<アンプ部>
定格出力(両ch駆動、20Hz~20kHz、THD0.1%) 55W+55W(8Ω)
パワーバンド幅 5Hz~40kHz
最大出力電流 14Aピーク(片チャンネル)
全高調波歪率(8Ω、定格出力時、20Hz~20kHz) 0.1%以下
S/N比(IHF A-WTD、入力ショート) Phono MM:78dB以上
CD/Video/Tape:100dB以上
トーンコントロール Bass:±10dB(20Hz)
Treble:±10dB(20kHz)
ラウドネス(最大補正時、1kHz、-40dB) +20dB(20Hz)、+6dB(20kHz)
<FMチューナー部>
実用感度(IHF) mono:12dBf/1.1μV
50dB S/N感度 mono:15.7dBf/1.7μV
stereo:38.5dBf/23.0μV
高調波歪率(1kHz) stereo:0.1%以下
実効選択度(±400kHz) 65dB以上
<総合>
電源コンセント switched:2系統、最大200W(合計)
電源 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力 290W(最大)
外形寸法 幅430x高さ100x奥行370mm
重量 約9.0kg
付属 システムリモコン Receiver2 Remote Control
別売 リモートセンサー RS-7(¥27,000)
システムリモコン Receiver2 Remote Control