MICRO CD-M2000X
¥380,000(1992年発売)
解説
アナログプレイヤーで培った技術やノウハウをベースに開発されたCDプレイヤー。
アルミダイキャストシャーシの外側にさらにフロントパネルに15mm、サイドパネルに10mm厚のアルハイスの無垢材を必要最小限にくり抜いて取り付ける事によって大きい剛性を得ています。
また、底板とシャーシの間には鉛シートを挟みこむ事によって共振の除去に必要にして十分な質量を確保しています。さらに、トレーメカやトップカバー等はフェライト制振シートによる共振の抑圧を行って、大きな効果を得ています。
電源部には、トランス自身から出る電磁振動を極小に抑えるため、ショートリング、ハムプルーフベルト、銅メッキシールドケースによる構造を採用しており、他の回路に悪影響を与える漏洩磁束を防いでいます。
また、2次巻線はデジタル回路、アナログ回路、ディスプレー回路用の3回路が独立しており、回路間の相互干渉を防いでいます。
デジタル回路の高周波が不要輻射でアナログ回路に干渉を与えるのを防ぐため、デジタル回路基板、アナログ回路基板のそれぞれを大型銅メッキカバーで完全にシールドしています。
オールICによるシンプルなバランスアウト回路はERO、テレフンケン等のコンデンサやPCOCC極太線の使用により、より高品位な再生を実現しています。
フロンパネルは梨地、ヘアライン処理にチタン色で仕上げられています。
また、サイドパネルとトップパネルには黒のラビ塗装が施されています。
脚部は安定度の高い3点配置とし、真鍮無垢削り出しにクロームメッキ仕上げとしています。
また、置き場所の条件によってリジットタイプ、フェルとタイプのどちらにも使えるツーウェイフットを採用しています。
機種の定格
型式 | コンパクトディスク・ディジタル・オーディオシステム |
方式 | 16ビット4倍オーバーサンプリングツインDAC3次ベッセルフィルター |
チャンネル数 | 2チャンネル |
周波数特性 | 20Hz~20kHz ±0.1dB |
S/N比 | 104dB以上(1kHz) |
クロストーク | -100dB以下(1kHz) |
ダイナミックレンジ | 96dB以上 |
出力型式 | バランスタイプアナログ出力:1mW/600Ω デジタル同軸出力:0.5Vp-p/75Ω デジタルオプティカル出力 |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
外形寸法 | 幅450x高さ113x奥行368mm |
重量 | 23kg |
付属 | 10キー付リモコン キャノンプラグ-RCAピンプラグ出力ケーブル2本 |