オーディオの足跡

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SX-1500 Seriesの画像
 解説 

1500シリーズのパーツで構成されたターンテーブルシステム。
組合せや付属品の違いによって3種類のバリエーションがありました。

SX-1500A
SX-1500Aはアルミノーマルターンテーブルを採用したスタンダードタイプです。
DCサーボモーターのドライブ部は本体に直接ドッキングした構造となっており、ウレタンベルトで駆動しています。

本体フレームにはマイクロ独自の高比重新素材を採用しており、高支点ハイブリッドインシュレーターを装備しています。


SX-1500VG
SX-1500VGは、モーター部に6.6kgのモーターユニットベースを付加するとともに砲金製ターンテーブルを採用しています。
さらに、本体ベースフレームには8kgのデッドウェイトを付加することで安定性を向上させてます。

ターンテーブル部には砲金製ターンテーブルを採用しています。
これによりウルトラハイイナーシャを実現するとともに、超精密加工によって良好なダイナミックバランスを獲得しています。また、ゴムシートの使用に比べて音溝に対する針先の応答性が改善されています。

モーター部は別置きタイプで、糸ドライブとSFベルトドライブのどちらの用途でも使用できます。

レコード吸着システムを採用しており、レコード盤を重量級ターンテーブルと完全に一体化することで再生音質上の応答性が高め、歪成分が減少しています。吸着方式は常時吸引式を採用しており、必要最小限の吸引力で確実に吸着が可能です。


SX-1500FVG
SX-1500FVGはSX-1500VGをさらに発展させた機種で、吸着フロートタイプを採用し、SX-8000IIと同じ構造となってます。

ターンテーブルのフロートにはエアーベアリング方式を採用しています。
この方式では、エアーポンプユニットで空気をターンテーブルの内側へ送り込むことで、ターンテーブルが0.03mm浮上した状態で回転します。これにより機械的ノイズの無い回転を実現しています。
また、ターンテーブル内部には常に圧縮空気が満たされているため外的振動による影響を受けにくくなり、ターンテーブル自体の共振も抑えています。

機種の定格
型式 ターンテーブル
型名 SX-1500A SX-1500VG SX-1500FVG
ターンテーブル アルミ製 砲金製 砲金製
ターンテーブル重量 2.8kg 9kg 9kg
イナーシャ 600kg・cm2 1,360kg・cm2 1,360kg・cm2
付属品 ベルト(B-91)
T.T.シート(RS-2)
ストロボスコープ(MST-105)
レコードスタビライザー(ST-10)
ベルト(SF-1L)
糸(K-15)
T.T.シート(AS-1V)
ストロボスコープ(MST-105)
レコードスタビライザー(ST-10)
エアポンプ(RP-1090)
ベルト(SF-1L)
糸(K-15)
T.T.シート(AS-1V)
ストロボスコープ(MST-105)
レコードスタビライザー(ST-10)
エアポンプ(RP-1110)
備考 アームマウントベースについて
AX-1G~AX-8Gの中から使用するトーンアームに合ったものを使用