MICRO M-8P
¥16,200(1965年頃)
解説
日本で初めて8極シンクロナスモーターを採用したターンテーブル。
M-8Pでは日本で初めて8極シンクロナスモーターを採用しています。
これにより回転数が低くなり振動が低減しています。また、シンクロナス型とすることで電源電圧による回転数への影響が抑えられています。
さらにキャプスタンの径が4極モーターと比較して倍の太さとなることでアイドラーとの関係が一段と改善され、SN比が向上しています。
ターンテーブルには軽量型の30cmアルミターンテーブルを採用しています。
あえて軽量タイプのターンテーブルを採用することで軸受部の摩耗によるトラブルを大幅に軽減しています。
大型の軸受けを採用しています。
この軸受けはシンプルなプレーンタイプとなっており、スラストにはポリウレタンのワッシャーを使用することで上下の振動を吸収しています。
パネルにはアルミダイキャストを採用しています。
機種の定格
型式 | ターンテーブル |
モーター | 8極コンデンサー進相シンクロナス型 |
ターンテーブル | 30cmアルミ合金製、1kg 静電防止済ゴムシート付き |
駆動方式 | リムドライブ |
ワウ・フラッター | 0.2%以下 |
SN比 | 40dB以上 |
定格速度 | 45、33・1/3rpm |
電圧 | AC100V、50Hz/60Hz(キャプスタン交換式) |
消費電力 | 13W |
外形寸法 | 幅370x奥行320mm |