MARK LEVINSON No29L
¥595,000(1990年発売)
解説
No20.5Lで得られたノウハウを投入して開発されたステレオパワーアンプ。
電源部には片チャンネル当り定格320VAの高品質トロイダルトランス、トータル60,000μFの最高級スイッチンググレード・フィルターコンデンサーを採用しています。
入力端子から入力段、バランス入力段、電圧増幅段、出力段、電源部のフィルターコンデンサーを片チャンネルごとに一枚の基板上にレイアウトしており、信号の流れるワイヤー配線は出力段から出力端子までのわずか26.7cm(断面積10mm2OFC)のみとなっています。これによって配線相互の干渉や無理な引き回しによる劣化を抑えています。
また、パワートランジスタの放熱板をベースプレートからシャーシへと熱的に結合させた新しいクーリング方式を採用しています。
電圧増幅段とドライバー段は、つねにA級動作とすることにより出力段をコントロールしており歪を抑えています。なお、出力段はAB級動作となっています。
機種の定格
型式 | ステレオパワーアンプ |
回路 | デュアルモノラル構成 |
定格出力 | 175W+175W(2Ω) 100W+100W(4Ω) 50W+50W(8Ω) |
ブリッジ接続出力 | 200W(8Ω) |
入力インピーダンス | 50kΩ |
入力感度 | 1V(定格出力) |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 100W(アイドリング時) 200W(8Ω、定格出力時) |
外形寸法 | 幅483x高さ175x奥行370mm |
重量 | 19kg |