MARK LEVINSON No23.5L
¥1,450,000(1991年発売)
解説
No23Lに代わるデュアルモノラルパワーアンプのトップモデルとして開発されたステレオパワーアンプ。
入力段にアクティブバランス方式を採用しており、アースラインからの音楽信号への微細な影響を排除し、よりピュアな伝送を実現しています。
さらに、電圧増幅段ではA級動作のカスケード接続・差動2段回路を基本としており、安定化電源部をさらに改良しています。
電源部には左右独立、定格1,200VAの大容量トロイダルトランスを採用しています。
出力段ではトータル146,000μFのフィルターコンデンサーとパワートランジスタを太い無酸素銅ブスバーによって最短距離に直結することで電源供給ロスを防止しています。さらに、厳選されたコンデンサーによるトリプルバイパス回路の採用によって電源の純度を一段と高めています。
電源増幅段及びドライバー段には優れたゲイン特性と低歪率を誇るバイポーラ素子による2段差動カスケード回路と安定化電源回路を搭載しており、常にA級動作によって出力段をコントロールし、ローインピーダンススピーカーでも鳴らし切ることが可能です。
機種の定格
型式 | ステレオパワーアンプ |
構成 | デュアル・モノラル構成 |
定格出力 | 700W+700W(2Ω) 400W+400W(4Ω) 200W+200W(8Ω) 1,400W(4Ω、ブリッジ接続時) 800W(8Ω、ブリッジ接続時) |
ピーク出力 | 3,025W(20Hz、0.5sec) |
周波数特性 | 4Hz~140kHz -3dB |
S/N比 | 106dB |
入力インピーダンス | 50kΩ |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 225W(アイドリング時) 1200W(8Ω、定格出力時) |
外形寸法 | 幅483x高さ210x奥行450mm |
重量 | 40kg |