MARK LEVINSON ML-6BL
L2カード装備:¥2,200,000(2台1組、1986年発売)
L3/L3Aカード装備:¥2,400,000(2台1組、1986年発売)
解説
ML-6BLをベースに改良を加えて開発されたコントロールアンプ。
基本回路はML-7ALをモノラル化したもので、モノラル構成とすることで左右のクロスモジュレーションを皆無とし、テープモニターやバランスコントロールなど機能面を削除するなどして徹底的にシンプル&ストレート化を図っています。
また、本体部(ML-6BL)と電源部(PLS-154L)が分離・独立した設計となっており、プラス・マイナス・アースの3本のブスラインで低インピーダンス化を実現するとともに相互干渉を抑えています。
内部パーツには厳選したものを採用しており、RIAA回路には当時入手できる最高級のテフロンコンデンサーや、1個1個にシリアルナンバーと日付を記入し厳重にチェックされたコンダクティブプラスティック導体とプラチナメッキリード線によるP&G社特注ボリュームなどが採用されています。
また、リード線を必要最少限にとどめ、テフロン絶縁の純銀リード線を採用しています。
フォノアンプにはオプションとして、MCカートリッジが直結可能なハイ・ゲインのL3プラグインカードとL3Aプラグインカードが用意されています。
機種の定格
型式 | プリアンプ |
構成 | 完全モノラル構成、各chフォノアンプ、ラインアンプに各1個ずつのプラグイン |
利得 | フォノアンプ:38dB、44dB L3プラグインカード装着時:66dB L3Aプラグインカード装着時:54dB |
入力インピーダンス | フォノアンプ:50kΩ、825Ω(切替え) L3プラグインカード装着時:825Ω L3Aプラグインカード装着時:825Ω ラインアンプ:10kΩ |
出力インピーダンス | フォノアンプ(DIR out):1.2kΩ ラインアンプ(ADJ out):47Ω |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 35W |
外形寸法 | 本体:幅483x高さ51x奥行156mm 電源部:幅101x高さ101x奥行269mm |
重量 | 本体:2.5kg 電源部:2.4kg |
別売 | L3/L3Aプラグインカード(¥600,000) |