Marantz LS-65
¥42,800(1台、1986年頃)
解説
AV対応の本格防磁設計を採用したスピーカーシステム。
磁気回路の後部に防磁用マグネットを装着するダブルマグネットのマグネット・シールド方式を採用しており、これにより磁束漏れを追放しています。
また、磁束漏れの解消によりスピーカー自身のネットワーク回路に対する影響を低減しています。
各ユニットの開発には従来の測定法に加えてインパルスによるFFT解析を導入し、応答性、位相特性を向上させています。
低域には磁気回路にストロンチウム・フェライトマグネットを採用した20cmコーン型ウーファーを搭載しています。
中域には、カーボンファイバーを音軸方向にそろえた独自のCFRPコーンと高硬度窒化チタンドームをハイブリッド構造で採用した10cmコーン型スコーカーを採用しています。さらに、タンジェンシャル・エッジの採用により応答性を改善しています。
高域にはタンジェンシャル・エッジを一体成型とした窒化チタンドームを採用しています。
エンクロージャーにはリアダクト・バスレフ方式を採用しており、低音域のレスポンスを向上させています。
また、ラウンドバッフルを採用することでコーナーでの回折現象を減少させています。
ネットワーク回路の配線からハンダ付を追放して圧着方式を採用しています。
機種の定格
方式 | 3ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型・防磁設計 |
使用ユニット | 低域用:20cmコーン型 中域用:10cmコーン型 高域用:2.5cmドーム型 |
インピーダンス | 6Ω |
再生周波数帯域 | 35Hz~50kHz |
最大入力 | 150W |
出力音圧レベル | 90dB/W/m |
クロスオーバー周波数 | 1kHz、5kHz |
外形寸法 | 幅270x高さ515x奥行215mm |
重量 | 10.7kg |