Marantz LS-5
¥25,800(1台、1978年頃)
解説
JBLのLE8Tを手がけたエドモンド・A・メイが開発したブックシェルフ型スピーカーシステム。
基本設計はLS-6と同じで、ウーファーが小口径化されエンクロージャーが密閉型となっています。
低域には8インチ(約20cm)のコーン型ウーファーを搭載しています。
このユニットには、いかなる場合にも正確な振動を提供できる硬度を備えたコーン紙を目指し、コーン紙の成型の専門メーカーとして有名なホーレー社に特別オーダーしたコーンを採用しています。10種類の異った繊維性の素材に、特殊な染料を混入し一定の圧力と熱を同時に加えることで、100Gにも耐える優れた硬度のコーンを実現しています。
また、エッジには追従性に優れた発泡ロールエッジを採用しています。
高域には1.75インチ(約4.5cm)のコーン型トゥイーターを搭載しています。
独自のフェノール樹脂素材を用いており、耳障りなハイエンドピークを抑えた高音を実現しています。
ネットワーク部には、スピーカーを抵抗とインダクタンスの合成物とみなしつつ、ネットワーク自体のインピーダンス特性を重要なポイントとする独自のコンジュゲート・サーキットを組み込んでおり、フラットなインピーダンス特性を実現しています。
エンクロージャーには高密度パーティクルボードを採用sいており、天然木仕上げが施されています。
スピーカースタンドが標準で付属していました。
機種の定格
方式 | 2ウェイ・2スピーカー・密閉方式・ブックシェルフ型 |
使用ユニット | 低域用:8inchコーン型 高域用:1.75inchドーム型 |
インピーダンス | 8Ω |
再生周波数帯域 | 40Hz~18,000Hz ±3dB |
許容入力 | 40W |
出力音圧レベル | 88dB/W/m |
クロスオーバー周波数 | 2.5kHz |
外形寸法 | 幅305x高さ584x奥行241mm |
重量 | 12kg |