Marantz SD515
¥70,000(1990年頃)
解説
CDならではのクリアなサウンドに対応するために開発されたダブルリバースデッキ。
「機能は多彩でありながら、操作はシンプルで簡単に」というコンセプトが生きるよう操作性を重視したデザインとなっています。
デッキA/Bの両方に録音・再生のクイックリバースを採用しています。
赤外線によるフォトセンサー方式により、ほとんど音切れがなく、スピーディにオートリバースが行えます。また、透過光と反射光の両方を感知するため、どんなリーダーテープでも対応が可能です。
テープ2本の同時録音ができるパラレル・レコーディング機能や最長3時間の連続録音・再生が可能なコンティニアンス機能も楽しめます。さらに、オリジナルテープが編集できるランダムプログラムダビングや、最大16曲までの曲を好きな順番にプログラムしてダビングが出来ます。
また、定速/倍速のどちらでもダビング可能です。
Aデッキの再生スタートとBデッキの録音スタートが同時にワンタッチでスタートできるため、テープからテープへロスのないベストな状態で録音が出来ます。
適正なバイアス調整で、常にベストな状態で録音を可能にし、高音域の周波数特性を向上させるドルビーHX
PROを搭載しています。
さらに、ドルビーB・Cも搭載しており、併せて使用することでより高音質な録音・再生を可能にします。
デジタル・ピークレベル・インジケーターを搭載しており、録音時に0dB~+12dBまでのピークレベルを1dBステップで5秒間デジタル表示するので、テープ特性を最大限引き出した精度の高い録音レベル設定が可能です。
1曲リピート再生中にプレイボタンを2度押すと、その曲をもう一度再生します。その他にも、特定の曲の頭出しを素早く行い最大15曲まで選曲できるQMS(クイックミュージックセンサー)機能や、各曲のイントロを10秒ずつ順に再生するAMS(オートミュージックスキャン)機能、既に録音されているテープで無録音部分(10秒以上)があると自動的にサーチして次の曲まで早送りを行い再生するブランクスキップなどの機能を搭載しています。
10キーリモコンが付属しており、10キー操作やQMS/AMSなどの機能を手元で操作できます。
ブラックモデルもありました。
機種の定格
型式 | Wリバースカセットデッキ |
トラック型式 | 4トラック2チャンネルステレオ |
録音方式 | 交流バイアス方式 |
ヘッド | 録音・再生ヘッドx2 消去ヘッドx2 |
モーター | キャプスタンモーターx2 リールモーターx2 |
ワウフラッター(EIAJ) | 0.09% Wrms ±0.08% Wpeak |
周波数特性 | メタル:20Hz~19kHz ±3dB クローム:20Hz~18kHz ±3dB ノーマル:20Hz~17kHz ±3dB |
SN比 | 56dB(EIAJ/ピーク録音レベル聴感補正) ドルビーB ON時:5kHz以上10dB改善 ドルビーC ON時:1kHz~10kHz20dB改善 |
入力感度/インピーダンス | Line:70mV/47kΩ |
出力レベル/インピーダンス | Line:500mV/3kΩ Headphone:50mV/8Ω |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 28W(電気用品取締法) |
最大外形寸法 | 幅456x高さ135x奥行300mm |
重量 | 9.2kg |
付属 | リモコン |