オーディオの足跡

PR:Marantzの製品をヤフオク!で検索
PR:ヤフオク!で中古オーディオを検索

Tt1000の画像
 解説 

3層構造キャビネットを採用したダイレクトドライブプレイヤー。

質量の異なる物質をサンドイッチ構造で使用すると、振動エネルギーを熱エネルギーへと変換させることができるという振動理論の基礎に立ち戻り、振動伝達をキャビネットから追放するために高密度ガラスとピュアアルミに着目。8mm厚のアルミ板の上下に、平面の精度を高めた肉厚15mm・重量7.5kgの特殊ガラスを抱き合わせた三層構造としています。これにより、不要なハウリングや残響などが一切発生しません

ターンテーブルシートには、ゴムなどの内部損失の大きい素材で振動を吸収するという方法ではなく、振動そのものをうけつけない構造にするという考え方から、無心銅のための有り余る硬度と重量を合わせ持った肉厚5mmの硬質ガラスを採用しています。

ソリのあるディスクにも、常に均一なウェイトがかけられ、しかもあらゆるカートリッジの性能を充分に発揮できるように、コンプライアンスに応じてアームの実効質量を変えられる質量可変方式ダイナミックバランス型トーンアームを採用しています。
実効質量を小さくしたストレートタイプのアルミ材には、質量が小さく強度の大きなスーパーアルミ合金を使用し、ヘッドシェルとのコネクター部分は、ガタ付などに伴う共振の発生のない挿入式面接触のセミインテグレートタイプになっています。

重量3.4kgの重量級ターンテーブルをドライブするフォノモーターには、マランツのスペシャルオーダーによる新開発ハイトルクDDモーターを搭載しています。強力な磁気回路による起動トルクは1.6kgにもなります。
スタート後、1/2回転で正常回転に達します。さらに回転制度ということでは、動的な負荷変動に対しては、この重量級ターンテーブルの慣性モーメントで、またドリフトなど静的な負荷変動に対しては全周検出方クオーツロック機構によって、高精度・正確回転を実現しています。

不要振動の影響のないトレースを確保するため、アームベースには大きな塊から削り出したアルミのムク材を使用。また、この部分を回転させることによって、有効長190mmから230mmまでのトーンアームをユニバーサルに取り付けられるように配慮された設計です。
しかも、左奥に設けられたサブアームスペースを利用して、ダブルアームにグレードアップすることも可能です。

十分なアブソーバ能力を持つエアーサスペンションタイプのインシュレーターを採用。
このインシュレーターは高さ調節も自在で、ターンテーブルの水平基準も正確に設定ができます。

電源誘導による有害ハムを全く受けず低歪な再生を果たす独立パワーサプライ構成。

完璧な無振動設計を貫いてパワーSW及び速度切り換えSWは指を触れるだけのタッチセンサー方式を採用。

ストップボタンで強力にターンテーブルを制御する電磁ブレーキ装備。

低速回転を表示するLEDインジケータランプ。

機種の定格
型式 ダイレクトドライブプレイヤー
駆動モーター PLLクオーツロックDCサーボ
ワウ・フラッタ 0.023%(WRMS)
S/N比(DIN B WTD) 73dB以上
使用トーンアーム ダイナミックバランス型
ターンテーブル重量 2.7kg
ガラスシート重量 0.7kg
消費電力 15W
外形寸法 幅510x高さ167x奥行430mm
重量 本体:26kg
パワーサプライユニット:1.5kg