Marantz PM-99SE
¥330,000(1992年発売)
解説
PM-90のシャーシ・コンストラクションをベースにチューンアンプを施したプリメインアンプ。
SEシリーズの統一パーツや高速モジュールをはじめとする新開発技術を投入しており、聴感上のS/Nやスピーカードライブ能力のさらなる向上を図っています。
新開発の高速モジュールであるHDAMを合計10個採用しています。
このモジュールは数秒で正確な信号増幅を実現する高速電圧増幅モジュールで、再生音の密度感やスピード感を向上しています。
パワーブロックには新型MOS FETを厳選して採用しており、パラレルプッシュプルで構成しています。
従来のMOS FETのトリプルプッシュプル使用時を上回る電流ドライブ能力を獲得しています。
ボリューム部は4連アクティブ・ボリュームにクオリティアップが図られています。
PM-99SEでは4連アクティブ・ボリュームにHDAMを組合わせる事でゲイン可変範囲を大幅に拡大しています。またボリューム部品に抵抗体回転型を採用することで低インピーダンス仕様としており、実使用時のS/Nを向上させています。
電磁シールド能力と高剛性を追求しており、銅シールド付き低箔倍率電解コンデンサや70μ箔プリント基板、ケイ素鋼板シールド板、サイド・ダイカストパネル、銅メッキダイカストシャーシ、3mm厚のトップカバーなどを採用することでシールド能力と制振性を向上させています。
電源部には大型のトロイダルパワートランスを採用しています。
機種の定格
型式 | ステレオプリメインアンプ | ||
定格出力 |
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全高調波歪率 | 0.005% | ||
周波数特性 | 10Hz~100kHz +0 -1dB | ||
SN比 | High Level:111dB | ||
入力端子 | CDバランス入力:1系統 Line入力:4系統 Phono入力:1系統 DCC、Tape入力:3系統 |
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出力端子 | DCC、Tape出力:3系統 スピーカー出力:1系統 |
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消費電力 | 350W(電気用品取締法) | ||
外形寸法 | 幅454x高さ170x奥行460mm | ||
重量 | 26.0kg |