Marantz PM-6
¥150,000
解説
セパレートアンプSC-6とSM-6の設計を採用したプリメインアンプ。
全段完全プッシュプルDCの構成による純A級30W+30W。鮮度が高く、スイッチング歪などが原理的に発生しないパワーです。
また、スイッチ一つでAB級120W/chに変更も可能。切換えによる音の差を縮めるために、パワー段には遮断周波数を90MHzと十分に広帯域化を図ったハイスピード・ハイfTトランジスタを採用。AB級の弱点といわれていたスイッチング歪を極小に抑え、繊細で、それでいてパワフルなAB級アンプに仕上られています。
パワーアンプ部とともにコントロールアンプ部もLow-TIM設計となっており、厳選した素材と熟達した回路により裸特性を改善。NF量を減らして聴感上の歪を追放しました。
電源部には、新たに開発された22,000μFスーパーオーディオコンデンサと、特殊樹脂を充填し、耐熱対策を施したコンパクトなトランスを採用。
さらに放熱機構には、熱交換率の高いヒートパイプを搭載し、純A級動作時の高い発熱を冷却しています。
ディスク再生のクオリティを高めるため、フォノアンプをダイレクトにパワー段へ結ぶストレートDCスイッチを装備。
このため、各ブロックの低歪化、高S/N比化や、微細な信号を扱うMCヘッドアンプには、片チャンネル13石にも及ぶトランジスタを使用し、単品としても十分に価値のあるレベルにまで磨き込んでいます。
また、フォノ入力スイッチに27kΩ、47kΩ、100kΩのカートリッジロードセレクタを装備し、どんなカートリッジにも対応してます。
トーンコントロールに左右独立型を採用。また、ラウドネス回路には、100Hzを+8dBと+4dB可変できる2ポイント式を装備。リスニングルームの特性や音量に合わせて、クリティカルに補正できます。
同時再生、切換え可能なスピーカー切換スイッチ搭載。
不要な超低域をカットするサブソニックフィルタ採用。
2台のデッキによる相互ダビング回路搭載。
機種の定格
型式 | ステレオプリメインアンプ |
定格出力 (20Hz~20kHz、両ch同時駆動) |
120W+120W(8Ω、AB級) 30W+30W(8Ω、純A級) |
全高調波歪率 | 0.015%以下(実効出力時、20Hz~20kHz、8Ω負荷) |
混変調歪率 | 0.015%以下(60Hz:7kHz=4:1、実効出力時、8Ω) |
周波数特性 | +0、-0.2dB(20Hz~20kHz) 5Hz~100kHz(+0、-2dB) |
ダンピングファクタ | 100以上(8Ω負荷、1kHz) |
入力感度/インピーダンス | メインアンプ入力:1.5V/100kΩ phono1 MM:2.2mV/27kΩ、47kΩ、100kΩ phono2 MM:2.2mV/47kΩ phono2 MC:200μV/75Ω TAPE、TUNER、AUX:150mV/40kΩ |
定格出力/インピーダンス | PRE OUT:1.5V/220Ω TAPE OUT:150mV/600Ω |
RIAA偏差 | ±0.2dB(20Hz~20kHz) |
トーンコントロール特性 | ±8dB(低域 100Hz) ±8dB(高域 10kHz) |
S/N比(IHF-A) | phono MM:86dB phono MC:68dB TAPE、TUNER、AUX:110dB |
フォノ最大許容入力 | MM:220mV(1kHz) MC:20mV(1kHz) |
消費電力 | 電気用品取締法:350W |
電源 | 100V、50/60Hz |
外形寸法 | 幅416x高さ146x奥行332mm |
重量 | 15.5kg |