Marantz Model 16
¥195,000(1969年発売)
¥232,000(1970年頃)
解説
デュアルモノラル構成を採用したステレオパワーアンプ。
完全なデュアルモノラル構成となっており、背面の電源コードも左右チャンネルが独立しています。
これにより各チャンネル間の相互干渉が排除されています。
大出力時の放熱用として大型のヒートシンクを搭載しています。
クロスオーバーノッチの除去が行われており、トランジスタアンプに見られる鋭いクロスオーバーノッチを除去しています。
VOD(バリアブル・オーバーラップ・ドライブ)回路を採用しています。
この方式ではどんな負荷条件でも十分な安定性を持たせるため、特殊な電流制御回路と2重の安全回路を採用しています。これによりトランジスタやスピーカーの故障を防いでいます。
ウォールナットを用いたウッドキャビネットは別売りオプションでした。
機種の定格
型式 | ステレオパワーアンプ |
連続出力(RMS) | 100W+100W(8Ω) |
トータルミュージックパワー(IHF) | 300W(8Ω) |
周波数特性 | 10Hz~60kHz ±1dB |
高調波歪率 | 0.1%以下(10Hz~20kHz、定格出力時 0.01%(8Ω) 0.005%以下(8Ω、1W時) |
混変調歪率 | 0.1%以下 |
トータルノイズ | 110dB以上(80W、8Ω以下) |
過負荷回復時間 | 瞬間的 |
入力感度 | 実効1V(RMS) |
入力インピーダンス | 47kΩ |
ダンピングファクター | 150以上(8Ω) |
SN比 | 90dB以上(定格出力時) |
電源 | AC100V~135V、50Hz/60Hz |
外形寸法 | 幅391x高さ146x奥行203mm |
重量 | 14.5kg |
別売 | ウッドキャビネット WC-1(¥8,500) |