オーディオの足跡

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Model 1152の画像
 解説 

Model 1180からピークインディケーターを省き出力を若干低くした、Low TIM設計のDC構成プリメインアンプ。

イコライザーアンプには、特別に厳選されたローノイズ・トランジスタを使用し、差動入力アンプ、バッファアンプ、定電流負荷付Aクラスアンプの、5Tr構成初段差動3段直結ディファレンシャル回路となっています。
ここで、クローズドループゲインを40dBという高い数値はmodel 7以来のものであり幾らか出力の高いMCカートリッジならダイレクトに使用することも可能です。

ミッドレンジのコントロールまで可能なマランツ独自のトライトーンコントロールを備えています。
グラフィックイコライザーを思わせるリニアスライド式コントロールで、プログラムの補正やルームアコースティックの処理に有効です。
Bass、Trebleは±10dB、Midは±6dBの範囲で周波数特性を変化させます。
更に、Bass、Trebleの動作特性を移動させることができるTurnoverも装備しています。

小音量時の各段階における最適のフレッチャマンソンカーブを連続可変で設定できるというラウドネス・コンターを搭載しています。
マスターボリュームとは独立して低域、高域の補正量が微調、セッティングでき、しかも十段階にクリックを切る事が可能です。
目盛り0で回路は完全に切り離されるため周波数特性は平坦となります。

ピュアコンプリメンタリーOCL・パラレルプッシュプル回路でオーバーオールのパワーリニアリティに優れています。
また、DC構成で広帯域に渡る優れた位相特性と伝送能力を得ています。

ESP保護回路を搭載しており、過大入力を安全値に制限し、音楽性を損なわない保護を行います。

ロールオフ特性の優れたベッセル型フィルターを採用し、9kHz・15Hzで18dB/octの急峻なロールオフカーブを実現し位相歪を低減しています。

トーン回路をジャンプし、周波数特性をフラットに設定するトーンディフィートを装備しています。

DC/ACアンプ切換えスイッチを搭載しています。

木製キャビネットは別売りです。

機種の定格
型式 ステレオプリメインアンプ
定格出力
(20Hz~20kHz、両ch駆動)
80W+80W(8Ω)
100W+100W(4Ω)
周波数特性(20Hz~20kHz) +0、-0.2dB
全高調波歪率 0.03%
混変調歪率 0.03%
ダンピングファクター 60
入力感度/インピーダンス メインアンプ入力:1.5V/30kΩ
フォノMM:1.8mV/47kΩ
マイク:1.8mV/47kΩ
高レベル:180mV/25kΩ
定格出力/インピーダンス Pre Out:1.5V/200Ω
RIAA偏差(20Hz~20kHz) ±0.2dB
入力等価雑音 0.32μV(フォノ・IHF-A)
ダイナミックレンジ(フォノ) 119dB
トーンコントロール特性 bass(100Hz):±10dB
mid(700Hz):±6dB
treble(10kHz):±10dB
フィルター Low:15Hz、18dB/oct
High:9kHz、18dB/oct
消費電力 190W(電気用品取締法)
電源 100V、50Hz/60Hz
外形寸法 幅416x高さ146x奥行316mm
重量 14kg
別売 標準ウォールナットキャビネット WC-110(¥7,000)
標準マホガニーキャビネット WC-110N(¥12,000)