MACTONE XMA-50 Highest I
¥49,500(1960年代中期頃?)
解説
音色に特殊な色づけの無い再生を目指し、3極管6R-A2によるSEPP方式を採用したステレオパワーアンプ。
3極管6R-A2をパラプッシュにすることで大出力を実現しています。
回路方式には真空管SEPP方式を採用しており、スイッチングトランジェント(音声周波数が出力トランスの中で交互にプラス側とマイナス側に切換るために発生する歪)が起きず、さらに出力側の一次インピーダンスが低くなるために特性の広帯域化と位相ズレの現象、歪の低下などを実現しています。
20数dBに及ぶ多重帰還を採用しており、さらにNF量の限界値まで10dB近くの余裕を持たせる事で、優れた歪率を実現しています。
インピーダンス整合用のトランスを搭載しています。
大出力時にも充分余裕のある動作が出来るように、市販の40W級の大きさのオリエントコアを採用しています。
機種の定格
型式 | ステレオパワーアンプ | ||||
回路方式 | 6R-A2シングルエンテッド、パラプッシュ方式 | ||||
定格出力 | 22W+22W | ||||
ミュージックパワー | 27W+27W | ||||
周波数特性 | 10Hz~80kHz +0 -1dB | ||||
歪率 | 0.8%以内(定格出力時) 0.09%以内(10W出力時) 0.05%以内(1W出力時) |
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出力特性 | 15Hz~30kHz(歪1%、定格出力時) | ||||
入力感度 | 1.3V(定格出力時) | ||||
ダンピングファクター | 12 | ||||
SN比 | 82dB以上(ゲインコントロール最大) | ||||
残留雑音 | 1mV以下(ゲインコントロール最小) | ||||
使用真空管等 |
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電源電圧 | AC100V、50Hz/60Hz | ||||
消費電力 | 120VA | ||||
外形寸法 | 幅220x高さ135x奥行460mm | ||||
重量 | 14.5kg |