MACTONE M8
¥550,000(1台、1988年頃?)
解説
管球式OTL回路を採用したモノラルパワーアンプ。
出力管には6KD6を採用しています。
6KD6は超高電圧に耐える設計でありながら大電流も流せる頑丈さを持っています。このため、経年変化は極めて少なく、長年月の間の酷使にも安心して使えます。また、ヒーター電力が大きいため特に中低音の再生に効果があります。
M8では3極管接続出力回路を採用しているため、さわやかで澄んだ音色となっています。
電源部には高能率低インピーダンス設計の専用大型パワートランスを2台並列動作させており、取り出す事ができるB電流は1.4Aにも達しています。また、数千マイクロの電解コンデンサーを採用しており、馬力のある超低音が得られます。
確実性の高いスタンダードな回路を採用したうえで少ない部品点数で最大の効果が発揮できるよう設計されており、安定性が向上しています。
負帰還量は数dBで超広帯域の周波数特性と低い歪率特性を実現しています。
機種の定格
型式 | 管球式OTL;OCL3結モノラルパワーアンプ |
実効出力 | 50W(8Ω) 60W(16Ω) |
周波数特性 | 10Hz~100kHz -1dB |
入力感度 | 1V(50W、8Ω時) |
全高調波歪率 | 0.1% |
残留雑音 | 1mV以内 |
プレゼンスコントロールNF量 | 2~6dB |
ローカット端子 | 10Hz、-6dB |
使用真空管 | 6KD6:8個 12BH7A:2個 ECC82 |
電源電圧 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 320W(無信号時) 680W(最大出力時) |
外形寸法 | 幅270x高さ185x奥行430mm |
重量 | 20kg |