LUXMAN T-40A
¥49,800(1980年1月発売)
解説
アキュレートタッチ機構やCLL方式チューニング・システムを搭載したAM/FMチューナー。
アキュレートタッチ機構を搭載しており、チューニング・ノブを通常の速さでまわして行くと、手応えとともにノブがロックし、FM局の正確なセンタ・ポイントを自動的にキャッチします。また、約1秒後にはロックが解除され、次の局に移ることが出来ます。
目的のFM局の周波数が離れている時は、早目にまわせばロックはされないので、目的の局に近づいたところでゆっくりと回せばそこでロックします。
この機能は、スイッチ1つでoffにすることも可能です。
センタ・ポイントの検出は、FM局の送信周波数そのものにロックするラックス独自のCLL回路の制御電圧から得ていますので、正確な検出が可能です。
CLL方式チューニング・システムとは、フロントエンド/IF段(中間周波増幅段)/検波段を含めて、FM局の送信周波数そのものにロックする方式で、より確実なロックを可能にしています。
CLL回路のキャプチャ・レンジは、高い同調精度を得るために狭い範囲に設定しています。
フロントエンドにはMOS FETを採用した耐入力特性の優れた構成を搭載しています。また、IF段には低歪率と高選択度を両立させた群遅延特性の優れたセラミック・フィルタを、検波段には広帯域にわたり低歪/高SNが得られるカドラチャ検波を、高セパレーション特性のPLL
IC採用のステレオ復調を採用し、基本性能を重視した回路構成を採用しています。
録音用テスト・トーン回路、FMミューティング回路、近接地/遠距離受信の切替などの機能を搭載しています。
機種の定格
型式 | AM/FMステレオ・チューナー | ||||
<FMチューナー部> | |||||
IHF実用感度 | 1.9μV/10.8dBf | ||||
50dBクワイティング感度 | 3.4μV/15.8dBf | ||||
SN比 | 73dB | ||||
周波数特性 | 30Hz~15kHz ±1dB | ||||
歪率 |
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キャプチャー比 | 1.3dB | ||||
2信号選択度 | 55dB | ||||
セパレーション | 48dB(1kHz) | ||||
出力電圧/インピーダンス | 700mV/220Ω | ||||
<AMチューナー部> | |||||
IHF実用感度 | 200μV/m | ||||
SN比 | 50dB | ||||
歪率 | 0.5% | ||||
出力電圧 | 250mV | ||||
<総合> | |||||
付属回路 | センターインジケーター シグナルストレングス・インジケーター FMミューティング切替スイッチ |
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消費電力 | 7W | ||||
外形寸法 | 幅466x高さ138x奥行330mm | ||||
重量 | 6.5kg |