ALPINE/LUXMAN S-105
¥90,000(1台、1985年10月発売)
解説
ALPINEとLUXMANが共同開発したBridシリーズの3ウェイスピーカーシステム。
低域には32cmコーン型ウーファーを搭載しています。
振動板にカーボングラファイト製コーンを採用するとともに磁気回路には38cm級のマグネットを採用することでダンピングの効いた低域レスポンスを得ています。
低域には32cmカーボングラファイトコーン型ユニットを搭載し、中域と高域にはα-pチタン振動板を採用した6.5cmと2.5cmのドーム型ユニットを搭載しています。
各ユニットには防磁処理マグネットを採用しており、テレビの近くでの使用ても画像に歪みや色ムラなどの悪影響を与えないよう配慮しています。
ネットワーク部にはアイソレーテッド・ネットワークを採用しています。
この方式ではエンクロージャー内にキャビティ(気密室)を設け、そこにアルミダイキャストフレームにしっかり固定したネットワークを接地しています。これによりスピーカーの音圧からネットワークを完全に遮断し、スピーカーの音圧や振動による悪影響を排除しています。
また、ネットワークコイルとスピーカーマグネット間の磁気の相互干渉の最も少ない位置を選択しています。
エンクロージャーはコーナーにRカーブを設けたラウンドバッフルタイプの密閉型エンクロージャーを採用しています。これにより音の回折効果によるバッフルサイド付近での低音域の音の乱れを防止しています。
さらに、内部補強及び各部の材質を厳選し、共振モードを分散してエンクロージャー特有の音色を排除しています。
機種の定格
方式 | 3ウェイ・3スピーカー・密閉方式・ブックシェルフ型・防磁設計 |
ユニット | 低域用:32cmコーン型 中域用:6.5cmドーム型 高域用:2.5cmドーム型 |
周波数特性 | 30Hz~30kHz |
最大入力 | 100W |
インピーダンス | 6Ω |
クロスオーバー周波数 | 600Hz、5kHz |
外形寸法 | 幅380x高さ690x奥行320mm |
重量 | 28.0kg |
製品写真(左)と試作モデル?(右)の写真
発売時期のカタログには右の写真が使用されていました。ユニットの配色が異なるようです。