ALPINE/LUXMAN K-109
¥160,000(1985年10月発売)
解説
Bridシリーズのカセットデッキ。
メカニズム部にはGTトランスポートを採用しています。
GTトランスポートではキャプスタン軸受けとピンチローラー軸受けをモーターフレームシャーシと一体成型しており、シャーシに対するキャプスタン軸とピンチローラー軸の厳密な垂直性と、軸相互の完璧な平行性を保証しています。
これにより高精度なデュアルキャプスタン方式を実現しており、テープの安定しtあそうこうを確保しています。
ヘッド部には録再コンビネーションヘッドを含む3ヘッド構成を新開発のオリジナルヘッドを用いて搭載しています。
録音ヘッドはセンダスト材を3層ラミネート構成とした3μギャップのセンダストヘッドで、高域信号の録音にメリットを与えています。また、再生ヘッドには高域周波数特性に優れたHIPフェライトを0.8μギャップで採用し、優れた高域特性と高い再生出力を両立させています。
消去ヘッドはフェライト/センダスト複合ヘッドを採用しており、非対称デュアルギャップを採用することで消去をより完璧なものにしています。
オートモニター、オートテープセレクター、ミュージックサーチ、タイムメモリーなどのオート機構を搭載しています。
マニュアルキャリブレーション機能を搭載しており、バイアス/レベル/イコライザーをシビアに追求することでテープの最高性能を発揮させることが可能です。
イコライザー回路には従来のメタル70μsに加えてメタル50μsポジションを搭載しています。
音楽再生に重要な中高域でノイズを約3dB減少させることが可能です。
機種の定格
型式 | カセットデッキ |
トラック形式 | 4トラック・2チャンネル・ステレオ方式 |
ヘッド構成 | 録再:コンビネーション録再ヘッド 消去:デュアルギャップ・センダスト/フェライト複合ヘッド |
テープ速度 | 4.75cm/sec |
操作方法 | ソフトタッチ・ロジックコントロール方式 |
ワウ・フラッター | 0.022%以下(W.R.M.S.) |
周波数特性 | ノーマル:20Hz~21kHz クローム:20Hz~21kHz メタル:20Hz~23kHz |
歪率 | 0.7%以下 |
S/N比 | ドルビーC、メタル:73dB以上 ドルビーC、クローム:73dB以上 ドルビーC、ノーマル:71dB以上 |
出力 | 500mV/10kΩ |
消費電力 | 35W |
外形寸法 | 幅438x高さ124x奥行346mm |
重量 | 9.3kg |