ALPINE/LUXMAN D-111
¥33,000(1988年6月発売)
解説
左右独立のデュアルDACを採用したCDプレイヤー。
8cmサイズのCDに対応しています。
デジタルフィルターを採用しており、再生出力の高周波成分を高域へ移動させ、低次アナログフィルターで除いています。
フィルター部にはCD専用に開発されたローノイズ・オペアンプを搭載しています。
また、D/Aコンバーターは、左右チャンネルを独立させたデュアルD/Aコンバーターを採用しており、左右チャンネルの信号の時間的なズレがないため、チャンネル間位相やセパレーション特性が向上しています。
ピックアップを外部の振動から守るため、ハイリジッド・ロック・メカニズムTypeIIを採用しています。
光学ピックアップのベースとメカニズムベースを独立しており、その間に特殊ゴムダンパーとコイルスプリングを挿入して、外部振動のピックアップへの波及を防いでいます。
また、ディスク信号が記録されている部分に傷が付くことを防止するため、新型のディスクトレーを採用しています。
光学ピックアップには、ダイキャスト・ベースに取り付けた音響用新開発ピックアップを採用しています。
システムリモコン対応I/O端子を装備しており、別売りのAVサラウンド・コントローラー(F-105)に接続することで、ALPINE/LUXMANのシステムリモコン端子を装備した機器をリモコンひとつでコントロール出来ます。
ダイレクト選曲、16曲プログラムメモリー、メモリーチェック、タイマープレイ、オートスペース(プログラム演奏時に曲間に4秒スペースを入れる機能)などを搭載しています。
10キーとプラス10キーを搭載したワイヤレスリモコンが付属していました。
機種の定格
型式 | CDプレイヤー |
ピックアップ | 半導体レーザーピックアップ |
量子化ビット数 | 16ビット直線式量子化 |
サンプリング周波数 | 44.1kHz |
チャンネル数 | 2チャンネル(ステレオ) |
周波数特性 | 5Hz~20kHz±0.5dB |
出力電圧 | 2.0V |
ダイナミックレンジ | 92dB |
SN比 | 95dB |
チャンネルセパレーション | 90dB |
ワウ・フラッター | 測定限界値以下 |
高調波歪率 | 0.05%(1kHz) |
デジタルダイレクト出力 | 0.5Vp-p/75Ω |
電源電圧 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 14W |
外形寸法 | 幅438x高さ85x奥行311mm |
重量 | 4.2kg |