ALPINE/LUXMAN D-103
¥65,000(1985年10月発売)
解説
BridシリーズのCDプレイヤー。
ラックスマンの回路技術であるS.T.A.R.サーキットを搭載しています。
この回路ではアンプ段の給電ラインとアースラインの共有化を排し、ラインは全て基準点からダイレクトに各ブロックや信号経路につなぐことでアースの変動による歪の発生を防ぎ、スムーズな信号の流れを回路内に実現しています。
電源部はデジタル経路への供給とアナログ経路への供給を完全に分離させており、アナログ信号にパルスが混入するなどの音質劣化を防いでいます。
サービ回路にはトラッキングサーボを採用することで安定したトレース性能を得ています。
トラッキングサーボでは情報記録トラックからの偏位に応じたサーボ・ゲインを設定しており、あらゆる条件に対してトレース能力が向上しています。
D/Aコンバーターの直後にパッシブフィルターを挿入しており、クロック信号の徹底した除去と共にアナログ初期信号の品質を確保しています。
振動吸収性に優れた耐震ダンパーを要所に使用することで安定した動作を保証しています。
8曲までプログラム可能なランダム・アクセスをはじめ、ヘッドホンボリュームや、リピート機能、トラックNo・ラップタイム・リメインタイム表示などの機能を搭載しています。
機種の定格
型式 | CDプレイヤー |
量子化ビット数 | 16ビット直線式量子化 |
チャンネル数 | 2チャンネル |
周波数特性 | 5Hz~20kHz ±0.5dB |
ダイナミックレンジ | 96dB |
全高調波歪率 | 0.003%以下(1kHz) |
チャンネルセパレーション | 90dB以上 |
ワウ・フラッター | 測定限界値以下 |
出力電圧 | 2.0V |
ピックアップ方式 | 半導体レーザーピックアップ |
電源電圧 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 13W |
外形寸法 | 幅438x高さ84x奥行313mm |
重量 | 5.0kg |