LUXKIT A505
¥59,800(1980年頃)
解説
A500シリーズの管球式プリアンプキット。
管球式としたことで無帰還アンプを実現しており、全段にわたってNFBが0dBで、真空管そのものの持ち味を引き出しています。
イコライジング、トーンコントロール、サブソニックフィルターはCR型構成となっています。
回路方式には全段プッシュプル構成を採用しており、イコライザの入力段からフラットアンプの出力段まで全てをプッシュプルとしています。回路は真空管に適したS.R.P.P.(シャント・レギュレーテッド・プッシュプル)を採用しており、非直線動作を自動的に補正して歪を打ち消すとともに、出力インピーダンスを低く抑え、出力電圧が高くとれるなどのメリットを得ています。
MCカートリッジに対応するため専用昇圧トランスを搭載しています。
このトランスはA505用に新規開発されたもので、高性能パーマロイコアを用いたコンパクトタイプとなっています。昇圧比は20dB(10倍/0.2mV)と、使いやすさを考慮した設計となっています。
トーンバイパス機能やモノラル出力機能を搭載しています。
機種の定格
型式 | コントロールアンプキット |
回路構成 | 全段無帰還SRPP |
歪率 | 0.05%以下 |
入力感度 | Phono MM:2mV Phono MC:0.2mV |
SN比 | Phono MM/MC:60dB以上 |
使用真空管 | 12AX7:4本 12AU7:4本 |
外形寸法 | 幅289x高さ125x奥行366mm |
重量 | 5.5kg |