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A220の画像
 解説 

トランジスタを用いたコントロールアンプキット。

全段に渡って超低雑音用のトランジスタを採用することで低ノイズ化を図っています。

イコライザ段にはPNP-NPN-PNP型トランジスタを組合わせた3段直結回路を採用しています。この構成は2段直結回路に比べて電圧利用率が高く、リニアリティが優れ、さらにダイナミックレンジも広くとれるという特徴を持っています。
また、安定性や高域の歪率を考慮して適切な回路定数を選択することで、回路上の安定性と外部要因による安定性を改善しています。

トーンコントロールにはラックス式のNF型を採用しています。また、湾曲点切換機能が高域用と低域用ともに2ポジションずつ設けられており、細かい調節が可能です。

ハイフィルターやローフィルター、アッテネーター、ヘッドホン用アンプなどを搭載しています。


※当時のカタログには増幅度と耐入力について補足がありました。
A220のイコライザアンプは帰還回路(β回路)の抵抗を変えてやることによってPhono端子の入力感度が変えられます。具体的にいえば回路図中のR3を小さくすれば増幅度が大きくなり、耐入力電圧が小さくなります。また、R3を大きくすれば逆に増幅度が小さくなり、耐入力電圧が大きくなります。
このR3の実用的な範囲は330Ω〜1kΩで、この範囲を越えるとSN比や安定性などの点で悪い影響が現れます。

機種の定格
型式 コントロールアンプキット
<アンプ部>
出力電圧/インピーダンス Pre out:1V(定格)/200Ω
全高調波歪率 0.08%以下(1V、55Hz〜10kHz)
周波数特性 20Hz〜20kHz -0.5dB以内
入力感度/インピーダンス Phono1、2:1.8mV/50kΩ
Aux1、2、3:130mV/100kΩ
※R3の値と入力感度/耐入力電圧(1kHz)
R3の値 入力感度 耐入力電圧
330Ω 0.8mV 70mV
470Ω 1.2mV 100mV
680Ω 1.8mV 150mV
1kΩ 2.4mV 210mV
1.5kΩ 3.5mV 300mV
SN比(入力ショート、無補正) Phono1、2:60dB以上
Aux1、2、3:77dB以上
イコライザ RIAA偏差±0.5dB
トーンコントロール LUX方式NF型湾曲点切換付
低域湾曲点:250Hz、500Hz
高域湾曲点:2.5kHz、5kHz
ローフィルター 50Hz、-6dB/oct
ハイフィルター 8kHz、-6dB/oct
録音用出力 Rec out:130mV
付属装置 テープモニタースイッチ
アッテネーター(-20dB)
<ヘッドホンアンプ部>
最大出力 50mW(8Ω)
全高調波歪率 1%以下
周波数特性 20Hz〜20kHz)
<その他>
使用半導体
トランジスタ(27個): 2SA640L:8個
2SA493Gr:6個
2SA606L:1個
2SC1222F:2個
2SC1000Gr:2個
2SA562:4個(ヘッドホンアンプ部)
2SC735:4個(ヘッドホンアンプ部)
ダイオード(2個): M4C1:2個
バリスタ(2個): KB265:2個(ヘッドホンアンプ部)
外形寸法 幅400×高さ130×奥行245mm
重量 3.8kg
別売 アッセンブリマニュアル(\500)