LUXMAN 5E24
¥80,000(1977年4月発売)
解説
パワーアンプのピーク出力とともにプリアンプのピーク出力も表示できる純電子式ピークインジケーター。
ピーク出力表示は片チャンネルあたり12個のLEDによって+3dB~-30dBの間を3dBステップで行っています。
この方式は機械式ピークメーターに比べて指示の遅れがなく精度の高いピーク指示が得られます。また、ある程度の保持時間を持たせることで見やすさを改善すると共に、音楽信号が視覚的にとらえやすいようにピークを指示しているLEDから順番に消えて行くように考慮されています。
ピークホールド機能を搭載しており、プログラムソースの瞬間的な最大ピークレベルを1個のLEDで停止表示するとともに、その時々のピークレベルも合わせて表示し続けることができます。
ファンクションスイッチでは、パワーアンプのピーク出力表示とプリアンプの出力表示を選択するとともに、それぞれの表示感度を選択することができます。
回路構成は、全ての信号をくまなく検知するため全波整流回路、信号のピーク値が見やすいようにある程度の保持時間をもたせたピーク検出回路、片チャンネルあたり12個のLEDを適切なレベルで点灯させるためのコンパレーター、ピーク値をホールドしながらその時々のピーク値を合わせて見るためのフリップフロップ回路、ロジック回路などで構成されています。
コンパレーター、フリップフロップ回路、ロジック回路などには、高性能のオペアンプICやデジタルICなどを採用しています。
ラボラトリーリファレンスシリーズでは、下部に脚を、上部に受け金具を付け、この間を金属支柱で支えるという構造を採用しています。これにより積み上げた際に下になった製品に無理な荷重がかかりません。
また、脚と受け金具はぴったりと組み合わさるため、ズレたり倒れることがありません。
別売のオプションパーツとしてEIA規格の標準ラックマウント用金具がありました。
機種の定格
型式 | ピークインジケーター | ||
入力感度 |
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入力インピーダンス | 50kΩ | ||
周波数特性 | 10Hz~40kHz -0.5dB | ||
立ち上がり時間 | 100μseconcd | ||
復帰時間 | 300m second | ||
指示範囲 | +3dB~-30dB(3dBステップ) | ||
指示精度 | ±0.5dB以内(+3dB~-12dB) ±1dB以内(-15dB~-30dB) |
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消費電力 | 10W | ||
外形寸法 | 幅442x高さ57x奥行400mm | ||
重量 | 5.5kg |