LUXMAN SQ78
¥29,700(1967年10月発売)
解説
"SQ38でもなくSQ77でもない、これはSQ78です"というコピーで紹介されたプリメインアンプ。
SQ38の設計思想を継承しつつ、SQ77と似たデザインが採用され、かつ入門用としての条件も備えたアンプとして開発されました。
メイン部には、6AN8を使ったアルテック型回路をベースに改良が施された回路を採用しています。
ここでは、直結段の安定度を高めている直流帰還などが投入されており、これにより任意の真空管を差し替えても、たえず自動的に最適動作点に納まる事が可能となっています。
また、ボリュームの変化にともなって高域特性が劣化するという弊害に対しても対策を施しています。
出力トランスは、新たに開発されたCOH型を採用しており、14dBのNFBをかけて安定なアンプに仕上げています。
付属回路として、ヘッドホンジャック、低音カット、高音カットのフィルター、テープモニター、左右両チャンネル混合回路、トーンコントロール、バランサーなどを搭載しています。
また、低域補強回路を搭載しています。
機種の定格
型式 | 管球式プリメインアンプ | ||||
出力 | 10W+10W(50Hz) | ||||
歪率 | 1%以内 | ||||
周波数特性 | 20Hz~40,000Hz 1.5dB以内 | ||||
入力感度/インピーダンス | Phono:27mV/50kΩ Tape Head:2.7mV/100kΩ AUX1、2:260mV/100kΩ Monitor:400mV(1kHz)/90kΩ |
||||
SN比 | Phono:57dB Tape Head:55dB AUX1、2:70dB Monitor:76dB |
||||
トーンコントロール | LUX方式 | ||||
付属装置 | テープモニター ヘッドホンジャック ローブーストスイッチ スクラッチ・フィルタースイッチ |
||||
使用真空管等 |
|
||||
消費電力 | 無信号時:110W 最大出力時:120W |
||||
外形寸法 | 幅348x高さ130x奥行215mm | ||||
重量 | 8.3kg |