LUXMAN SQ503
¥48,000(1969年11月発売)
解説
SQ606、SQ505などをベースに、性能、音楽性、スタイル、使い勝手などのバランスを考えて改良を重ねたプリメインアンプ。
パワーアンプ部には準コンプリメンタリーSEPP OTL方式を採用しています。
独自の用法を使用することで保護回路を省いた構成となっています。
プリアンプ部は、2段直結NF型のイコライザ回路をエミッタ・フォロア段で受け、インピーダンスの変換を行った後、中間NFアンプで適切なレベルまで増幅し、LUX方式NF型トーンコントロールで音質調整するという構成になっています。
この部分には、厳選した低雑音用トランジスタを採用しています。
スピーカー端子を2系統搭載しています。
トーンコントロールは左右独立型を採用してます。また、アッテネータースイッチで18dBゲインを落とすことが出来ます。
テープモニター・スイッチがあるため、3ヘッドのテープレコーダー等で同時再生モニターが行えます。
全面パネルとツマミ類は、アルミ材をヘアライン加工し、ホワイトゴールドのアルマイト染色してあります。
また、ウッドケースはローズウッド仕上げとなっています。
機種の定格
型式 | ソリッドステートインテグレーテッドアンプ | ||||||
連続出力 | 30W/30W(8Ω) 20W/20W(16Ω) |
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全高調波歪率 | 0.5%以下(30W、8Ω、1kHz) | ||||||
周波数特性 | 20Hz~50000Hz -2dB以内 | ||||||
ダンピングファクター | 約30(8Ω、1kHz) | ||||||
入力感度/インピーダンス | Phono:2mV/50kΩ AUX1:1V/1MΩ AUX2、Tuner、Tape Play :120mV/150kΩ |
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SN比 | Phono:60dB以上 AUX1、2、Tuner、Tape Play:70dB以上 |
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トーンコントロール | LUX方式NF型湾曲点切換付 高音:2k、4kHz 低音:400、200 |
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残留雑音 | 0.5mV以下 | ||||||
付属装置 | アッテネーター:-18dB/oct. A・Bスピーカー切換スイッチ テープモニター・スイッチ ヘッドホンジャック |
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使用半導体 |
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電源電圧 | AC100V、50Hz/60Hz | ||||||
消費電力 | 120W(最大出力時) | ||||||
外形寸法 | 幅450x高さ160x奥行268mm | ||||||
重量 | 10kg |