オーディオの足跡

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SQ38Fの画像
 解説 

SQ38Dの出力の限界を改善するため、あらたに50C-A10を採用した管球式プリメインアンプ。

広まり始めていたトランジスタをあえて用いず、トランジスタを1石も使わない最新型として開発されており、38シリーズの最後という意味を込めて型番の末尾にFinalの頭文字のFが付けられています。

出力管にはNECが新たに開発した50CA10を採用しています。
この管はプッシュプルで30Eという出力を得ることが可能となっており、有名な3極管6RA8での出力の限界を改善しています。

出力トランスにはOY15型を採用しています
SQ38では一回り小型のOY14型が使用されており、このOY15型トランスが完成品アンプに採用されてるのはSQ38Fが最初でした。

回路構成はパワーアンプ部がSQ38と同じムラード型となっており、プリアンプ部はさらに充実させた構成としています。

機種の定格
型式 管球式プリメインアンプ
<パワーアンプ部>
連続出力 30W/30W
歪率 1%以内(30W)
周波数特性 10Hz~50kHz -1dB
入力感度/インピーダンス 0.55V(30W)/1MΩ
残留雑音 0.5mV以下
ダンピングファクター 16(1kHz)
付属装置 ステレオヘッドホンジャック
<プリアンプ部>
周波数特性 20Hz~20kHz -1dB
歪率(1kHz、1V) 0.1%以下
イコライザー Phono:RIAA
Tape Head:NARTB
トーンコントロール LUX方式NF型可変ターンオーバー
Bass:300Hz、150Hz、Defeat
Treble:3kHz、6kHz、Defeat
フィルター Low Cut:50Hz、100Hz
High Cut:5kHz、9kHz
付属回路 テープモニタースイッチ
DIN規格テープコネクター
<総合>
使用真空管等
真空管(12個) 12AX7:3個
12AU7:3個
6267:2個
50C-A10:4個
ダイオード(8個) DS-16A:4個
DS-16C:4個
電源電圧 AC100V
消費電力 無信号時:180VA
最大出力時:270VA
外形寸法 幅476x高さ190x奥行335mm
重量 18kg