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SQ38Dの画像
 解説 

SQ38シリーズの2代目として発表されたプリメインアンプ。
低出力カートリッジ用の昇圧トランス(6321S型)が内蔵されたSQ38Dと、昇圧トランスを省略したSQ38Dsの2種類がありました。

出力管には6RA8を採用しています。この真空管は2A3に相当するMT形の3極管で、2A3に比べて若干gmが高く能率の点で改善されていますが、本質的な長所はそのまま受け継いでいます。

出力トランスは、トランス作り30数年の経験から生み出されたラックスOY型を採用しています。
このトランスは、オリエント・コア(方向性冷間圧延コア)を使用し、手工芸的な巻線技術を加え、高品質なトランスを実現しています。

ドライバー回路は、12AU7と6267によるリーク型(英国LEAK社のポイントワン・アンプで採用)を採用し、出力管は固定バイアス方式で動作させています。
NFBは16dBかけられており、ダンピングファクターは16になっています。

電源部には、低磁束密度のパワートランスに、シリコンダイオードによる倍電圧整流を採用しています。これにチョークコイルを加えた構造となっています。

プリアンプ部には全段に直流点火方式を採用し、ハムの徹底的な駆逐を図っています。
また、イコライザー段はNF型で、トーンコントロール段もNF型となっています。

トーンコントロールはラックス型を採用しており、ディフィート(解除)しなくてもフラットな特性に復元ができます。

テープモニターやDINコネクターを搭載しています。

機種の定格
型式 管球式プリメインアンプ
出力 10W+10W(50Hz)
歪率 0.5%以内
周波数特性 20Hz〜30kHz -1.5dB以内
入力感度 Phono1:0.15mV(SQ38Ds:4mV)
Phono2:4mV
Tape:2mV
Aux1:100mV
Aux2:500mV(10W、1kHz)
SN比 Phono1、2:60.5dB
Tape:58dB
Aux1、2:62dB以上
トーンコントロール ±8dB(100Hz、10kHz)
LUX新NF方式(セパレート型)
イコライザー Tape:NARTB
Phono1、2:RIAA
付属装置 テープモニター
録再コネクター(DIN規格)
使用真空管等
真空管(11個) 6RA8:4個
12AU7:2個
6267:2個
12AX7:3個
ダイオード: SE0.5a:2個
SK-1:2個
電源 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力 135W(最大出力時)
外形寸法 幅470×高さ175×奥行275mm
重量 14kg