オーディオの足跡

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PZ24の画像
 解説 

普及型のトランジスタプリアンプPZ12や、プロ用の管球式プリアンプPZ21などのプリアンプの経験と、プリメインアンプの開発を通して得た技術をもとに、より高度な再生装置を目指して開発されたコントロールアンプ。

真空管には、12AX7の中から厳選して選んだ、高信頼度の低雑音管を採用しています。
ヒーターには全段にわたって直流点火方式を採用しており、B電源はシリコン・ダイオードによる両波整流となっています。

入力回路は、Phono2系統、Tape HeadはNARTB規格の9.5cmと19cmにイコライザー切替え可能となっています。また、AUX端子は2系統あり一方にレベルセットが付加されています。
イコライザー段は歪の少ないNF型を採用しています。

出力回路のインピーダンスは1.2kΩとしており、多量のNFBを施して十分に引き下げており、ハムの誘導も受けにくくなっています。

トーンコントロールにはラックス独自のNF型を採用しており、計6種の周波数切換装置が加えられています。
また、ディフィート装置を搭載しておりフラットな特性を得ることも可能です。

コイルを使用したハイカットフィルターを搭載しており、スクラッチ・ノイズなどの雑音をカットできます。
急峻な特性を持たせるため、LC方式が採用されています。

ラウドネスコントロール装置を搭載しています。

ステレオの左右の信号を混合するブレンド・コントロールを搭載しています。この機能を使うと、ステレオからモノラルまで、連続的に音の広がりを調節することができます。
また、ステレオカートリッジでモノラル再生をする時に、L+Rの信号が得られます。

テープモニターや、録再コネクターを搭載しています。

機種の定格
型式 管球式コントロールアンプ
周波数特性 20Hz~20,000kHz ±1dB
歪率 0.1%以内(出力1V、1kHz)
入力感度/インピーダンス Phono1、2:2.8mV/100kΩ
Tape(9.5cm):1.8mV/100kΩ
Tape(19cm):2.1mV/100kΩ
AUX1:230mV/1MΩ
AUX2:230mV(レベルセット付)/1MΩ
出力インピーダンス 1.2kΩ
S/N比(出力1V) Phono1、2:62dB以上
Tape(9.5cm/19cm):55dB以上
AUX1、2:60dB以上
トーンコントロール LUX方式NF型(周波数切換付)
150Hz、300Hz、600Hz、1.5kHz、3kHz、6kHz、defeat
イコライザー Phono:RIAA
Tape(9.5cm/19cm):NARTB
フィルター Low Cut:100Hz、6dB/oct
High Cut:5kHz、9dB/oct
付属装置 テープモニター
DINコネクター
ラウドネス・コントロール
プレゼンスコントロール
ACコンセント(3系統)
使用半導体等
真空管(5個) 12AX7:5個
ダイオード(4個) SE05a:2個
SM150C:2個
外形寸法 幅363x高さ127x奥行235mm
重量 7.6kg