LUXMAN PZ12B
¥19,000(1970年頃)
解説
PZ12の改良型としてPZ11からの流れを継承したプリアンプ。
回路はシンプルな構成を採用しており、シリコントランジスタ13個とシリコンダイオード1個で構成されています。
イコライザ段は低雑音用トランジスタを2個用いた直結NF回路を採用しており、イコライザ特性はRIAAカーブを採用しています。また、中間アンプ段もイコライザ段と同じく2段直結のNF回路を採用しています。
出力段はエミッタフォロア回路を採用しており、出力インピーダンスを約100Ωと低く抑えています。
トーンコントロール部にはラックス方式のNF型を採用しています。
入力Aux1とAux2はひとつの補助入力端子の感度を切替える方式となっています。
トーンコントロールは左右連動式となっています。
電源スイッチ連動ボリュームを採用しています。
前面パネルはプラ製フレームにアルミ板をはめ込んだデザインとなっています。
ツマミはアルミ製アルマイト仕上げで、ボンネットはアルミ材を型絞りしたものをグレーの塗装に仕上げています。
機種の定格
型式 | コントロールアンプ | ||
全高調波歪率 | 0.1%以下(1V、1kHz) | ||
周波数特性 | 20Hz~50kHz -1dB | ||
出力電圧 | 1V(定格) 4V(最大) |
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出力インピーダンス | 約100Ω | ||
入力感度/インピーダンス | Phono:1.6mV/50kΩ Aux1:60mV/50kΩ Aux2:800mV(1V、1kHz)/130kΩ |
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SN比 | Phono:60dB以上 Aux:75dB以上 |
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トーンコントロール | LUX方式NF型 | ||
イコライザ | RIAA | ||
使用半導体 |
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電源 | AC100V、50Hz/60Hz | ||
消費電力 | 2W | ||
外形寸法 | 幅218x高さ37x奥行130mm | ||
重量 | 1kg |