オーディオの足跡

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PL45の画像
 解説 

最後の管球式プリアンプとして決定版になるものを目指して開発されたコントロールアンプ。

イコライザ段はカソードからカソードへNF回路を構成するK-KNF型を採用しています。
この回路方式はマランツのModel7に使用sあれた方式で、それ以前から高級機にしばしば採用されていました。また、イコライザ特性には特に注意が払われており、抵抗やコンデンサ類を厳選することで0.5dB以下におさえています。

テープのイコライザ特性は高域を4dBの範囲で変化させることができます。

トーンコントロールにはLUX方式NF型を採用しており、これに湾曲点の切換え回路を加えています。
調節器はアッテネーター式で上昇5段、下降5段のステップとなっています。また、ディフィートスイッチも備えておりワンタッチでフラットな特性が得られます。

フィルターには12dB/octの急峻なものを採用しており、プログラムソースへの影響を抑えています。

スイッチ類にはPL45のために開発されたものを採用しています。

背面には昇圧トランスを挿入するソケットが設けられています。ここに昇圧トランスを挿入することで低出力のMCカートリッジをそのまま使用できます。
標準品として6421Sを装備しており、必要に応じて6400シリーズの昇圧トランスの挿し替えも可能です。

機種の定格
型式 管球式コントロールアンプ
歪率 0.1%以内(出力2V、1kHz)
周波数特性 30Hz~20kHz ±0.5dB以内(20Hz以下カット)
出力電圧 2V(定格)
10V(最大)
入力感度(出力1V、1kHz) Tape9.5cm:0.6~3.2mV
Tape19cm:0.7~3.5mV
Phono1:0.6~3.2mV
Phono1(入力トランス):0.02~0.1mV
Phono2:0.6~3.2mV
Aux1/2:70mV~360mV
Mic、Center mic:1.5~7.6mV
入力インピーダンス Tape(9.5cm/19cm):100kΩ
Phono1/2:50kΩ
Phono1(入力トランス):60Ω
Aux1/2:200kΩ
Mic:200kΩ
S/N比(IHFM規格) Tape:80dB以上
Phono:80dB以上
Mic:80dB以上
Aux:90dB以上
イコライザ特性 NAB(9.5cm/19cm):30Hz~15kHz ±0.5dB以内
 ※10kHzにて±4dB間可変
RIAA:30Hz~15kHz ±0.5dB以内
トーンコントロール LUX方式NF型、ステップ式
低域湾曲点:150Hz、300Hz、600Hz
高域湾曲点:1.5kHz、3kHz、6kHz
ディフィートスイッチ付き
フィルター 低域カット:50Hz/100Hz、12dB/oct
高域カット:5kHz/9kHz、12dB/oct
付属機能 テープモニター
DIN録再コネクター
ACコンセント
昇圧トランス挿入ソケット
使用半導体等
真空管(8個): 12AX7Tx6個
12AU7x2個
ダイオード(4個): SE150a:2個
SM150d:2個
消費電力 33W
外形寸法 幅476x高さ180x奥行275mm
重量 12.3kg
付属 昇圧トランス 6421S
備考 昇圧トランスについて
型名 インピーダンス比 昇圧比
6422S 60Ω:5kΩ 約10倍
6422X 60Ω:60kΩ 約35倍
6421S 6Ω:5kΩ 約30倍