LUXMAN MQ860
¥31,000(1970年1月発売)
解説
マルチチャンネルや3D方式などへの拡張用に開発されたステレオパワーアンプ。
回路はオールシリコントランジスタ構成となっており、回路方式には準コンプリメンタリー回路を採用しています。また、出力段にはSEPP
OTL方式を採用しています。
パワーアンプ回路を構成する6個のトランジスタの前段にエミッタフォロア回路を挿入しています。
これにより入力インピーダンスを高く保ち、歪率の悪化を防いでいます。
独自の方式で保護回路を省いた構成となっています。
入力レベルセット用のボリュームを搭載しています。
スピーカー端子には新開発のラックスマン独自のものを採用しています。
フロントパネルはアルミ材のヘアライン加工したものをホワイトゴールドのアルマイト染色で仕上げています。
機種の定格
型式 | ステレオパワーアンプ | ||||||
回路方式 | 準コンプリメンタリーSEPP-OTL | ||||||
出力 | 30W/30W(8Ω) 20W/20W(16Ω) |
||||||
全高調波歪率 | 0.2%以下(30W、8Ω、1kHz) | ||||||
周波数特性 | 20Hz~50kHz -1dB | ||||||
入力感度/インピーダンス | 500mV(最大出力時)/40kΩ | ||||||
SN比 | 90dB以上 | ||||||
残留雑音 | 0.5mV以下 | ||||||
負荷インピーダンス | 4Ω~16Ω | ||||||
ダンピングファクター | 60(8Ω) | ||||||
付属装置 | 入力レベルセット・ボリューム | ||||||
使用半導体 |
|
||||||
電源 | AC100V、50Hz/60Hz | ||||||
消費電力 | 120W(最大出力時) | ||||||
外形寸法 | 幅115x高さ160x奥行270mm | ||||||
重量 | 4.6kg |