オーディオの足跡

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MQ36の画像
 解説 

それまでメーカーの手であまり商品化されなかった管球式のOTLアンプを、ラックスが完全な形として開発したステレオパワーアンプ。

MQ36は出力管2本、ドライバー管2本、プリドライバー管1本で構成されています。
出力管には元々通信機用に開発された3極管の6336Aを用いており、回路を徹底的に練り上げることで25W+25W(16Ω)の出力を得ています。

保護装置としてサーマルリレー管とリレーを2本使用しています。

いつでも安心して使用できるよう、動作チェック用にチェックボタンとメーターと調節器を搭載しています。
さらに、多少でも異常が認められれば、その場で調整できるように設計されています。

機種の定格
型式 管球式ステレオパワーアンプ
回路方式 SEPP OTL回路
出力 25W+25W(16Ω)
35W+35W(32Ω)
歪率(可聴全帯域) 0.13%以内(16Ω)
0.1%以内(32Ω)
周波数特性 1.5Hz~200kHz ±1dB以内(16Ω)
入力感度 0.8V(16Ω最大出力)
最適負荷 約50Ω(最大出力40W+40W)
残留雑音 1mV以下(入力レベル最大)
ダンピングファクター 約65(16Ω)
使用半導体等
真空管(11個) 6336A:4個
6CL6:4個
6267:2個
DR-130N:1個
ダイオード(16個): SM150d:4個
SM150a:4個
SE0.5b:8個
外形寸法 幅505x高さ192x奥行280mm
重量 18.7kg