LUXMAN MQ-360
¥319,400(1985年10月発売)
解説
管球式のパワーアンプ。
真空管ならではの魅力や本領を存分に発揮させるため、A級領域での動作をさせています。
MQ-360では、自己バイアス方式を採用しています。
パワー段を駆動するドライバー回路には、ローインピーダンスでドライブ電力が得られる双3極管6CG7を採用しており、全段プッシュプル構成のなかで余裕ある動作をさせています。
電源には、大容量トランスを搭載することで過電流時にも高いレギュレーションを確保する一方で、極性管理にも細心の配慮を行っています。
また出力トランスには、自己バイアス回路に最適なウルトラリニア接続の専用トランスを採用しており、100kHzまでスムーズに伸びた高域特性と歪率により、管球式ならではの音質を実現しています。
各回路ブロックを干渉させない考え方のS.T.A.R.サーキットを採用しています。
機種の定格
型式 | 管球式パワーアンプ |
使用真空管 | 6550Ax4 6CG7x2 12AU7Ax2 |
実効出力 | 40W+40W(8Ω、1kHz、両ch同時動作) |
全高調波歪率 | 0.2%以下(1kHz、1W) 2.0%以下(1kHz、40W) |
周波数特性 | 10Hz~30000Hz-1dB以内(1W) |
入力感度/インピーダンス | 1.1V/100kΩ |
SN比(IHF-A補正) | 100dB以上 |
付属装置 | 入力レベルセット(左右連動タイプ) ラインフェーズセンサー |
電源電圧 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 290W(電気用品取締法) |
外形寸法 | 幅434x高さ176x奥行252mm |
重量 | 19kg |