オーディオの足跡

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LV-109の画像
 解説 

D/Aコンバーターを内蔵することでデジタルソースへの対応を図ったプリメインアンプ。

LV-109ではD/Aコンバーターを内蔵しており、CDやDAT、BSチューナー等のデジタルオーディオからのデジタル信号を入力できます。
D/Aコンバーターを内部に搭載したことでD/A変換後のアナログ信号の伝送系での影響を低減しています。

D/Aコンバーター部は独立ブロック設計となっており、他の回路からシールドされています。
また、入力から得られるクロックをPLL回路で処理しデジタルフィルターのタイミング・パルスとする方式を採用することで原理的にビート発生がありません。
デジタルフィルターは2倍オーバーサンプリングの80次直線位相FIR型で、25kHz以上で90dB以上の減衰量を持っています。このため後段のローパスフィルターは軽い減衰量のもので対応できています。

パワーアンプ部には積極的にMOS-FETを使用しており、全段FETによる電圧制御増幅回路で構成されています。
初段の作動増幅回路にはローノイズを誇る接合型FETを使用し、プリドライバー段からファイナルまでは全段MOS-FETを採用しています。

電源部は大容量トランスや高速スイッチング特性を持つダイオード等で構成しており、強力かつハイスピード化を図っています。

ラインストレートスイッチを搭載しており、入力セレクターと音量ボリューム以外の全てをジャンプできます。
これによりパワーアンプへ入力信号をストレート入力でき、トーンコントロール部やスイッチ等の接点での音質劣化を改善しています。

シグナル・プロセッシング端子を搭載しており、サラウンドプロセッサーやグラフィック・イコライザー、AVセレクター等の機器を接続できます。この端子はフロントパネルのスイッチ切換によってバイパスできます。

ライン入力6系統に加えテープ入出力3系統、映像用入力4系統を装備しており、多彩な機器を接続できます。
3系統のテープデッキ間では相互ダビングが可能となっています。また、2系統のビデオデッキ間での映像を含めた相互ダビングも可能です。

ビデオバッファーアンプを内蔵しており、色相などに影響を与えるDG特性及びDP特性は1%/1゜となっています。

LV-109ではフォノ・セパレートアンプ思想を採用しており、フォノイコライザーアンプは搭載しておらず、別売りのLE-109やLE-117等を接続する構成となっています。

機種の定格
型式 プリメインアンプ
定格出力 180W+180W(6Ω、20Hz~20kHz)
150W+150W(8Ω、20Hz~20kHz)
高調波歪率 0.009%(Line-SP、6Ω、1kHz)
入力感度 CD、Tuner、Line:150mV
入力インピーダンス CD、Tuner、Line:50kΩ
SN比(IHF) CD、Tuner、Line:110dB
周波数特性 CD、Tuner、Line:5Hz~200kHz -3dB
AV入力端子 4系統
電源 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力 330W
外形寸法 幅438x高さ165x奥行460mm
重量 20.0kg