オーディオの足跡

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HQ34の画像
 解説 

バリアブルクロスオーバーMFBを搭載したステレオトライアンプ。

HQ34はHQ33にバリアブル・クロスオーバーMFBを追加した構成となっています。

HQ34にはラックスマン独自のバリアブル・クロスオーバーMFB回路を搭載しており、ツマミとスイッチでスピーカーの重低音の再生能力を調節することで通常のアンプより1オクターブ低い低音再生が可能となっています。
MFBでは密閉方式のスピーカーを使用します。また、MFBは背面のスイッチで通常のNFB方式に切換えることが出来ます。

操作部には4ブロック14個のプッシュボタンを用いたワンタッチシステムを採用しており、オールプッシュボタンとすることで操作性の向上を図っています。

チューナー部は特にFMチューナーの音質を重視して設計されています。
また、自動的に最適な同調点を調節するAFC回路が組み込まれており、時間経過による同調ズレを防いでいます。さらにステレオ放送への対応を図るため、FM-マルチプレックス端子を背面に搭載しています。

トーンコントロールにはSQ5BやSQ63にも採用されたNF型LUXトーンコントロールを搭載しています。

トーンコントロールやイコライザーなどのプリアンプ部には深いNF回路を設けており、歪率の低減を図っています。

真空管は直流点火方式を採用しており、ハムを排除しています。

音量調節は左右チャンネルを別々に調整する方式を採用しています。

フロントパネルの中央には出力メーターを装備しており、出力を確認しながら調整できます。
このメーターは切換スイッチによってチューナーの同調指示メーターとしても動作するように設計されてます。

外装ケースは一般によく使われる塗装仕上げではなく、アートボンドを用いたデザインとなっています。
アートボンドはアメリカUSラバー社が開発した塩化ビニールと金属の積層板です。

機種の定格
型式 レシーバー
<アンプ部>
出力 10W+10W
全高調波歪率 1%以下
周波数特性 40Hz~20kHz -2dB
出力インピーダンス 8Ω、16Ω
入力感度(出力10W、1kHz) Phono:4mV
Aux、MPX in、Tape rec:120mV
S/N比 Phono:50dB以上
Aux:60dB以上
イコライザー RIAA、NF型
トーンコントロール NF型
Bass:±10dB(100Hz)
Treble:±10dB(10kHz)
ランブルフィルター 100Hz:-2dB
50Hz:-8dB
スクラッチフィルター 6kHz:-2dB
12kHz:-8dB
MFB回路 12dB-低域延長1オクターブ
<チューナー部>
チャンネル 左側チャンネル(MW/SW) 右側チャンネル(MW/FM)
受信チャンネル MW:535kHz~1,605kHz
SW:3.8MHz~12MHz
MW:535kHz~1,605kHz
FM:76MHz~90MHz
中間周波数 AM:10kHz FM:200kHz以上
実用感度 MW:35dB
SW:48dB
MW:35dB
FM:30dB
同調指示 メーターMW/SW共用 メーターMW/FM共用
<総合>
使用真空管等
真空管(14本): 6BM8x4
12AX7x4
12BA6x3
17EW8x1
12BE6x2
 シリコンダイオード:SE-05ax2
 ゲルマニウムダイオード:OA72x7
電源 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力 120W(最大信号時)
外形寸法 幅475x高さ125x奥行260mm
重量 14kg